アニメとゲームのレビューBlog
お知らせ
2007/10/27
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シモンたちの成長に合わせて、この第3部はシナリオも社会的な情勢を色濃く反映させてきて、小さい子には少し難しくなってきたかもしれない。
ロシウから見て、カミナの死も含め色々なものを犠牲にしてきた現実から何も学んでいないように見えるシモン、そしてキノンから見て兄のキタンも成長していないように見えるのだろう。
ロシウを中心に据えた構成は、大グレン団=新政府のメンバーに出来た歪みと心のすれ違いを丁寧に描いている。

幻影か伝送映像かシモンの前に現れるニアは、あのニアではない。この現実を受け入れるところからシモンの「天元突破グレンラガン」に変化してゆく兆しも伺える。
しかし今のシモンにとっては「あの時のアダイ村の司祭と同じ目をしている」とロシウに言うのが精一杯。
何せシモンは半公開裁判で死刑宣告された身。
この裁判シーンでの上手上方にロシウ、下手下方にシモンのレイアウトは、今の二人の関係を的確に描いている。

裁判中にニアが伝えるアンチスパイラルのメッセージ。
月が落ちるまでのあと2週間の「絶対的絶望」を人類に望む。
同時に大型ムガンのリットナー村への攻撃から、カミナシティへの攻撃が予想される中で死刑囚のシモンが望むグレンラガンでの出撃。
ロシウの望む一石三鳥の展開。
・シモンの死刑と同時にグレンラガンがコントロール下にあることを市民に伝え、沈静化
・地下から発見された螺旋王の遺産アークグレンで、地下都市に収容できない市民を一時宇宙に退避させるプランで人心掌握
・名実ともに新総司令に就任

グレンラガンが倒されようとも、迎撃に成功してもいずれにせよロシウのリスクは少ない。
いざとなれば自爆覚悟の監視役として、グレンに乗り込んだキノンの忠誠と好意を踏み台にした大人のシナリオ。それに気づいているのかいないのか、無事帰還したキノンが改めてロシウに忠誠を示したシーンが胸に刺さる。男気が空振りの兄キタンも哀れ。
病院で息巻くキヤルは、幼い故の真っ直ぐさを残したまま。クロノ三姉妹を見ても内面と外面の成長の違いが感じられて面白い。

シモンが取り逃がしたムガンはギミーたちがフォロー。
リーロンが思いついた新兵器で対応した模様。
戻ったシモンに、グレンラガンの廃棄処分をロシウが告げる。そして死刑囚シモンの収監。
一つの時代の転機を迎えるとともに、一枚岩でない新政府内部の亀裂も出てきそう。
しかしドラマは収監先での先客、ヴィラルとシモンが鍵になるだろう。この二人、ただでは終わらない。
そして音沙汰の無いヨーコが表のシナリオには出ていない、裏のシナリオで動いているはず。

今回の制作はサンライズからスピンオフした、下井草のマングローブのグロス回。演出も良く出来ている。
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