アニメとゲームのレビューBlog
お知らせ
2007/10/27
過去記事も含め、新サイトに移転しています。
http://blog.crosschannel.jp/
今後とも新サイトをよろしくお願い致します。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
日常との別れの予感、そして茉莉・蒼乃の夜禍としての滅びの予感に緊張が高まる。
普通の人間でありながら、この非日常の世界に関わりを持ったばかりに、真名とこよりの涙が切ない。久弥直樹の脚本回。

シリーズ最初の頃は「久弥流のAIR」だと思ったり、ヒロインたちの願いと運命が絡み合うさまに「Kanon」を彷彿とさせられたり、そして徐々にその願いが収束されて行く展開に「ONE」を思い出したりと、短尺ではあるけれど久弥ワールドの集大成にも思えてきた。
結末は未だに予想の及ぶところではないが、ゲームシナリオで言うところの「xxエンド」を迎えることになるのだろう。
伏線設定は大変そうだが、各ヒロインごとのエンドを見たいものだと思うが、ここはゲーム化に期待する事にしよう。

茉莉から真実を聞かされ、自分の答えを見つけた依人。
そして蒼乃に「出よう、街を。姉さんに幸せになってもらいたい」と手を差し伸べる依人。
二人を縛ってきた過去、それに関わる茉莉からもこの街からも離れ、リセットした二人の日々を望む蒼乃の願いが叶うかに見える。
蒼乃は「信じていいの?」と言うけれども、お互いにその思いは微妙なすれ違いを見せているようで、悲しみの結末を予感させる。

剣は茉莉に渡し、辻堂と繭子も手を取り合いこの街を離れる。
密やかだけれども、二人寄り添い生きて行く新たなスタート。このあとに超展開でもなければ、この二人はハッピーエンドで終わる事だろう。
街を出る準備の蒼乃の前に、その剣を持ち茉莉が対峙。
繭子が街を離れる理由「誰かが犠牲になる事に無頓着になれない」
それは依人と蒼乃の幸せを願い茉莉が自らの血で贖う事なのか、それとも生け贄として死ぬべきであった蒼乃が土に還ることなのか、その犠牲の正体はわからない。
今までの伏線はどちらに転んでも矛盾はないし、犠牲の第3の選択肢も排除していない。

学園に通う依人に、一見日常が戻ったかのような日々。
詳しい事は話さない依人と、依人に対する自分の気持ちはクラスメイトを超えて近づいているはずなのに「(夜禍とか色々な事に)順応性は高いんだ」と誤魔化す真名。
「もう少し他人の気持ち考えた方がいいよ!」と言い捨てるのが精一杯の強がり。
その存在自体が幻であるかのように、クラスメイトの記憶からも写真からも消えてゆく依人の姿。
依人の姿を追って町を駆け抜け、再び屋上で依人の手を握り存在を確かめるような真名の想いが痛い。
ふと気がついた時には一人の真名「どうして泣いているんだろう?」
これが真名の記憶が消えたシーンだとしたら、あまりにも悲しい。

そして「街を出るから会わないほうがいい」と蒼乃に拒否されても、折り紙を教えてもらいに粘るこより。「友達だから」と、それだけでは終わらない気がする。
何よりも真名とこよりの環境が充分に明かされてはいないし、こよりが「いい子」であり真名に他人行儀に感じられる理由に隠されたものを感じる。
ラスボスではないだろうけど、こより夜禍化エンドは嫌だなあ。

自室の天井から外した空のパネル、これは茉莉に「空を見せる」約束につながるのか、そして蒼乃との約束「姉さんに幸せになってもらいたい」
依人は二つの約束をどのように果たすつもりだろうか。約束に縛られて祐一化しなければ良いのだが。
以下、勝手な想像につき反転
依人は「蒼乃と二人で一緒に幸せになろう」と言っていないような気がする。
細かい設定は置いといて、剣の力か夜禍の血か蒼乃記憶消去の上で人間化、依人は自動的に紙に還る、夜明けの空を見ながら茉莉消滅、蒼乃はリセットされた真名とこよりと出会う。
もしゲームシナリオだったら、個人的には一般人の真名に幸せになってもらいたいところ。しかし真名=本当の名前は別にある? こより=紙縒りで紙人間だと考えると、結末が恐ろしくもある。


脚本は久弥直樹。大詰めを迎えて味わい深い。
絵コンテ・演出・作監は菊池聡延が大車輪の活躍。ノーマッド所属だと思ったけど、ちょこシスやローゼンでも描いてます。

DVD第4巻に収録されるTV未放送編は水着&温泉回とのこと。脚本は上江洲誠。



sola color.I (初回限定版) 6/22発売予定(Amazon)
sola color.II(初回限定版) 7/27発売予定(Amazon)
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。