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アニメとゲームのレビューBlog
お知らせ
2007/10/27
過去記事も含め、新サイトに移転しています。
http://blog.crosschannel.jp/
今後とも新サイトをよろしくお願い致します。

夏だ!海だ!水着だ!
しかし、ヒロイン麦の成長と演劇を中心に青春群像を描く物語には、水着などホンの付け足し。
海辺のバンガローで夏合宿を行う演劇研究会の代表、野乃のハートは熱い。
食事と寝る以外は、全て練習。桂木が忠告する通り、野乃は「焦りすぎ」

外面は強気な野乃だが、自分の声帯のトラブル、10月の公演までの時間との戦い、その公演で演劇部の美麗との勝負など不安の種は尽きない。
素質を見出した麦も、相変わらず人前で声が出ない問題を引きずったままなので、野乃の焦りも増す。
公演のシナリオ「ひとひら」は野乃が書き下ろしたもの。
そこでのヒロインは麦。反応は予想通り「私、無理です・・・できません」
大きすぎる期待とプレッシャー、さらに野乃からの「演劇なんてやめてしまいなさい!」でトドメ。

野乃は万能で何でも出来ると思い込んでいる麦だから、今の自分とのギャップの大きさで、更に落ち込み「あそこに私の居場所なんてない」
サブタイの「うわぁぁぁぁん」は、浜辺での麦の号泣。
甲斐が麦をフォローして連れ帰るが、野乃と根本的なところを理解し合えたわけではないから、一件落着か再度の波乱か予断を許さない。

「あの子はこの役をやらなくちゃいけない」野乃
「誰のために」理咲
お互い分かっているけれども、こうでもしないと収まらない感情から女同士の殴り合い。
理咲役の氷上恭子は、「女子高生 GIRLS-HIGH」に続き女子高生役にキャスティング。
今でもピシッと演じられるのはさすが。そういえば、あれもコミックハイか。

シナリオのボリュームは無いのだが、絵コンテ・演出を含めて見せ方が上手いのか、退屈さは無い。絵も崩れそうな不安は無い。
オープニング曲「夢、ひとひら」は浅見ユウコのヴォーカルがいまいち締まらないが、エンディング曲「スマイル」の水橋舞のヴォーカルは勢いを感じて悪くない。
いずれもアニソンには珍しく、コーラスがきっちりついている。コーラスアレンジとして浅井裕子がクレジットされている。

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