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アニメとゲームのレビューBlog
お知らせ
2007/10/27
過去記事も含め、新サイトに移転しています。
http://blog.crosschannel.jp/
今後とも新サイトをよろしくお願い致します。

物語が動き出したものの、事件もなく穏やかな幕間の一日。
依人のクラスメートの真名を、茉莉に絡ませてきた第3話。
上江洲誠の脚本。「瀬戸の花嫁」第4話の感想とダブるが、シリーズの節目で日常を書かせると上手い。
それにしても久弥直樹原案、花田十輝シリーズ構成、(今話は)上江洲誠脚本とは、シナリオ至上主義者にも満足ではなかろうか。

茉莉の「もしかして好きになっちゃった?でも、エロいことはダメ!」って、アバンからかましてくれる。
真名と対面してからも「大丈夫、エロいことはしてないから安心して!」って、茉莉も何百年か生きる中で偏って成長してないか?
まあ、でも前話の「ずるいよ、これは」にしても、キャッチのテイストからは久弥らしさが感じられる。

久弥といえば、好物と食事。
今回も出ました、ありえない食べ物「アボカドラーメン」
「トマトしるこ」の時は、吸血鬼をイメージさせるトマトに意味があったかとも思うのだが、今回は「謎ジャム」並に謎。
それでもスーパーで買ってきたようだから、自販機を破壊したりタイヤキを食い逃げしたりの犯罪行為はないので許して(スルーして)おこう。

依人の茉莉秘匿工作も叶わず、様子見に来た真名と鉢合わせ。
というか、空腹に茉莉が誘い出された形。
肉じゃがを囲んだ食卓で、真名への弁解に努める依人をよそに「ご飯お代わり」の茉莉。
水瀬家の食卓でのあゆを連想してはいけない、が・・・。
ストレートな天然でもなく、この時点では語りきれないものを背負ったままの茉莉のキャラが立ってきた。

見舞いに来てもすぐ帰る弟に対し、不貞腐れてそっぽ向く姉の蒼乃が可愛いんだが、留守宅で弟に何かあるのは感づいている。
過去に茉莉と蒼乃の間に何かあったとしてもおかしくない。

真名「本当のこと言わないと、協力も出来ない」
依人「姉さんに心配かけたくなかった」
そんな会話に「これなら頼りない依人をまかせられる」と茉莉は席を外す。
女の勘か、真名の「戻ってこないつもりだよ!」
いや、そんな心配は何処吹く風で、傘まで突っ込んだ唐草模様の風呂敷きを背負って戻ってきました。
前話と同様に、肩透かしして意外な展開でまとめる手法。
教会まで荷物を取りに戻ったのかな。洗濯中はパンツはいてない(穿くパンツがない)のはマズイから?

段々と茉莉の微妙なボケッぷりが気に入ってきた。能登麻美子も頼りげないボケの多い演技部分は合っている。この先のキャラ変化に対し、どのような演技をつけるか楽しみ。
今回は蒼星石っぽい(あれもノーマッド&花田十輝か・・・)キャラの繭子と辻堂チームに大きな動きは無し。地ではない大人声の金田朋子の声は、「マジカノ」の一瞬の演技でチラッと聞いただけだが、今回も落ち着いていて新鮮な印象。
本格的な登場となった真名のキャストはヨーダこと本多陽子。
「うた∽かた」ヒロインでデビュー以降、「いぬかみっ!」のいぐさ役があるものの、名無し役ばかりの印象だったが、今回は準ヒロイン格。演技は丁寧な印象があるから、期待したい。まだ群馬から通っているのだろうか?

キャラ原画はあまり出来が良くないが、アクションが少ないので動画で崩れる事もないから許容範囲だろう。J.C.STAFFの背景は良い出来だと思う。
絵コンテは、こでらかつゆき。ずいぶん働いている感じ。
起伏の少ない脚本での絵コンテで、間を取っているもののそれが間延びした印象は与えていない。少し先に起こるであろうことを上手く手前の間の中に繰り込んで、視聴者に想像の余地を与えている。伏線に注意して見るせいもあり、退屈しない。

今となっては、いたる絵に久弥シナリオは叶わぬ願いだが、七尾絵でもいいから(失礼かな?)久弥シナリオでゲーム出さないだろうか。それとも既にアニメ先行でゲーム化の企画でもあるのだろうか?
アニメでは茉莉がエロって連呼してるけれど、ゲームはエロ抜き全年齢版で希望。
次回はいよいよ久弥の脚本回。
アニメの脚本はノベルともゲームとも違うので、果たして新人アニメ脚本家としてどう評価されるだろうか。
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