アニメとゲームのレビューBlog
お知らせ
2007/10/27
過去記事も含め、新サイトに移転しています。
http://blog.crosschannel.jp/
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原作はビジュアルアーツ傘下の Ocelot が手がけた「キネティックノベル」
「アドベンチャーノベルゲーム」とも違いゲーム性はなく、大量のテキストに絵と音がついた「電子版ライトノベル」と理解するのが易しい。
このジャンルは、同じビジュアルアーツ傘下の Key が制作した「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~」が源流だろうか。
「神曲奏界ポリフォニカ」はPC版からPS2版、ノベル、コミックに展開し、統一された世界観と設定で複数の書き手により「シェアードワールド」を構成している。
私はキネティック版も文庫版「クリムゾンシリーズ」も読了しているので、比較する感想が多いかもしれない。

キネティック版と文庫「クリムゾンシリーズ」の原作シナリオは、榊一郎。
一見威圧的な風貌に似合わず、その文体にロマンティストな片鱗も窺える。
あのサングラスと夜のミナミに溶け込む衣装は、彼独特の照れ隠しなのではないかと想像している。
その彼がテレビアニメのシリーズ構成と一部脚本に参加する。
文庫版の他作者も脚本に参加の予定。

今話は榊の脚本。
主人公フォロンと、彼の契約精霊であるコーティカルテ(コーティ、こう呼んで良いのはフォロンだけらしいが)の最初の契約シーンから。
ここは、キネティック版のオープニングと同じ。
ちなみにキネティック版第1話・第2話は、フォロンの学生時代を描き、文庫版「クリムゾンシリーズ」では、卒業後を描く。

アニメでは既にフォロンは神曲学院を卒業し、学院の先輩ユフィンリーの事務所で働いている。
但し、アニメシリーズは他の作者の脚本も使われるので、フォロン・コーティカルテたちが出つづけるのかわからない。
アニメはオリジナル脚本と聞くが、この第1話は原作知らない視聴者には、親切ではないかもしれない。世界観はつかめないかも。
オープニングアニメには、クリムゾンシリーズ以外のキャラクターも登場している。

文庫版と違い、フォロンは神曲を弾くことに躊躇しないようだ。
解体工事現場崩落で少女(姫と呼ばれていた)を救うため、ハーメルン(移動式の単身神曲演奏装置)を演奏し、それを受けてコーティカルテも本来の姿に変身する。
キネティック版も文庫版も演奏に踏み切るまでのフォロンの葛藤が多く、コーティカルテに「本当に待たせる」と言われることが多い。
1話完結方式のアニメの尺の関係で、わかりやすい(悪く言うとお手軽)シナリオと演出。
シナリオ崩壊さえなければ良いが、1話完結だと終わってみて印象に残らない恐れも。
コーティカルテも説明的なセリフが多く、饒舌な印象。
日常のセリフは少し押さえた方が、変身時との差をつけられると思う。
さらに仇敵の双子ちゃんの金髪の方、ペルセルテとの舌戦バトルも映えると思うが、アニメではやらないんだろうか。

キャストの印象。
キネティック版からスイッチされたが、仕方がないかなあと思う。
関西中心に活躍するキャストがいると、毎週収録のあるアニメ化では使いにくい理由かと思う。
今回がそのケースかわからないが、オリジナルから欠けるキャストが一人いると、バランスの問題か全員入れ替えになる事は理解できる。

音響監督が明田川仁(息子のほう)だったから、メインはいかにもそれらしいキャスティング。
神谷浩史と小西克幸の演技はキャラとマッチしていて、安心して聞ける。
ペルセルテ役の水樹奈々、プリネシカ役の佐藤利奈は、ツカミは良い。双子というにはあまりに違う性格を表現できるか、これから注目される。
所長ユフィンリー役、無理に川澄綾子でなくてもと思うが、悪いわけではない。もう少しサバサバした軽い感じだと思っていた。
ヒロインのコーティカルテ役の戸松遥の演技が注目されていたが、レギュラーデビュー作にしては上手く演じていると思う。通常の高校生っぽいキャラに当てるよりも、変身時の大人なコーティカルテの声の方が良い感じ。演じ分けは出来ている。片側の演技だけで良ければ、上手いキャストは他にも沢山いるが、両方考えると戸松でも悪くはない、いや良い。

画はプロモで見た不安は少しだけ解消。
しかしTAFイベントで言っていた「100倍良い」は無い。第1話でこの程度。大きく期待できない。
第1話から作監2名に作監補1名で必死の体制。原画、上がらないんだろうね。
話数が進むに連れて作画が悪くなる予感。

キャラデはダメ。頭身が変な感じで首が据わっていない。
女性キャラは肉感的というより、太い。原画でもその傾向はあるが、胸というか乳房というか大きすぎ。
絵コンテは、キャラデと原画の実力に合わせたかのように低レベル安定。
絵コンテは下田監督だが、誰が切っても大差ないかもしれない。

オープニングアニメは、まあまあ。
エンディングアニメは時間がなく潔くあきらめたか、予算がなかったかのいずれかの理由だろうが、文庫版の神奈月昇の原画をそのまま使用。

曲はeufoniusもkukuiも水準以上の出来。
劇伴は七瀬光だから大外れも無いと思う。神曲も少々軽いが、こんなものか。
こうなったらキャラソン出しまくるのも手かもしれないが、そんな気配は感じられない。

もう少し制作体制を整えられなかったかなあ、T.O Entertainment。
銀画屋の初元請作品だが、今の体制では無理があるように見える。
低空飛行でも、墜落しなければ良しとしないといけないか?

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