アニメとゲームのレビューBlog
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2007/10/27
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これ、このサブタイってダブルミーニングだったのか・・・
あゆ消失を引きずって、君(=あゆ)のいない日常で手がかりを探す祐一たちの事だと思い込んでいた。
その現在進行形とは別に、君(=祐一)を失った幼い名雪の、過去から現在に続く物語。
過去形で語られる名雪視点のシナリオ。
そしてラストでは、水瀬家のもう一人の君(=秋子さん)を失う(かもしれない)、消失のトリプルミーニング。

原作からのシナリオ改編に絞ってみると、単純な名雪・あゆの軌跡を辿る事はせず、きちんと 悪の権化 祐一を中心に据えた上で、それぞれの7年前の過去から現在を描き出す。
7年前の出来事が祐一だけではなく、祐一は気付かないが名雪を苦しめている。
名雪についてはたぶん皆勤賞(モブの時もあったが)これまでの20話すべてに意味がある。
口に出さず胸に秘める想いを、ここにきて一気に伏線回収してきた。

アバンはあゆの二つ目のお願い「この場所を二人だけの学校にして・・・」幼いあゆの「約束、だよ」
Aパートラストに森の中で空き瓶に人形を入れて埋めるシーンが出てくるが、あゆの探し物はこれ。
いや、正確に言うと詳細は伏せるが、この人形自体を探していたわけではない。
祐一が叶えることが出来る(と、あゆはそう思っている)願いは残り一つ。
「未来の自分か他の誰かの願いを叶えるために」とタイムカプセルよろしく埋める。

消失前にあゆが掘り返した辺りを、名雪と北川の助けを借りて掘り返す祐一。
「ふぁいと、だよ」って名雪、この話数で3回言ってるぞ。祐一とそして自分を励まそうと自然に出てくるのだろう。
捜索に尺を取らずに、あっけなく北川が瓶に入った人形を掘り当てる。

さて、今回のメインは名雪。
名雪の悲しみの根源がいよいよ明かされる。
祐一を気遣うシーンが多かったが、端々に祐一への自分の気持ちが溢れている。祐一への視線は逸れることがない。
学食で(多分A定食)を食べながら「祐一、あゆちゃんが本当に好きなんだね」(私は祐一が本当に好きなんだよ)
秋子さんの「私たちは家族なんだから」を受けた名雪の「そうだよね、私たちは家族なんだよね」
これ、敗北宣言に聞こえる向きもあるかもしれませんが、「祐一はいなくなったりしないよね?」と併せて、家族として一緒にいられる限り心は通じる願いは叶う、と信じているからこその言葉でしょう。

それにしても策略をめぐらすなんて考えのない名雪だから、気遣いの気配を祐一に悟られているが、一緒に宿題しようとストレートな誘い。
睡眠の誘惑に負けて寝返りを打つ名雪の胸が揺れていたように見えますが、気のせいじゃないですよね?

所々に挿入される幼い祐一が駅前のベンチで泣くシーン。
7年前、この雪の街からいなくなる前日のこと。なぜ泣いているのか、ここでは伏せておく。
しばらく別れる事になる祐一のために雪うさぎを作り「好き」と告白する名雪だが、泣いている原因の重さと幼さゆえの残酷さで、払いのけ壊す祐一。

駅前のベンチを見て複雑な思いの名雪。
校門の近くの壊れた雪うさぎに、祐一からのプレゼントの赤いビー玉を目にはめる名雪。
雪うさぎの記憶と言えば舞の話を思い出す祐一だが、もちろん名雪の記憶は別の事。
授業中に祐一の記憶が蘇える。

そして秋子さんの交通事故。
名雪のためにと買ったショートケーキ。路上に転げたイチゴの赤とクリームの白が、名雪の壊された雪うさぎと二重映しに見えてくる。
次回以降に病院、出てきますね。たぶん。
あの人たち、シナリオに絡んでくるでしょうか?

真琴、あゆの消失、舞と栞の退場、ここで秋子さんの安否によっては名雪の自我をも失いかねない事態に直面する、祐一の真価が問われる次回「追想の交響楽~symphony~」は注目。
今回は名雪が消失感あふれる祐一を励ましたが、次回は逆の立場だろう。

お互いに立場を代えながら、絡み合いつつも前へ前へと動いて行くシナリオ。
「同じ旋律を何度も繰り返しながら少しずつ豊かに、美しく和音が響き合うようになって行くんです。そんな風に一見違いのない毎日を送りながら、 でも少しづつ変わっていけたらいいですよね」
第14話「ひびわれた協奏曲~concerto~」での佐祐理さんの言葉が思い起こされる。
どのような最終章になるのか、目も耳も離すことは許されない。

Kanon アイテム
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