アニメとゲームのレビューBlog
お知らせ
2007/10/27
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著者の涼元悠一(本人のサイト「スズモトジェイピー」)は集英社コバルト文庫の作家という印象より、「Kanon」に影響されて入社したと言われているKeyでの「AIR」「CLANNAD」「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~」のシナリオライターとして知る人が多いだろう(現在はアクアプラスに在籍)

本作は久しぶりの小説(ライトノベル)で、読みきり形式384ページと少々厚めの文庫版。
一読し終えた感想だが、小説というよりはシナリオを読んでいる感じ。
装丁・挿絵の一美(かずみ)が描くイラストは、正直なところ涼元のテキストの前には霞んでしまうかもしれない。
イラストなど無くとも涼元の書くテキストで背景・情景・表情・心理描写でキャラはビンビンに立っているし、ストーリーは生き生きと踊っている。ドイツ語と大和言葉を散りばめて飽きさせない。

全二部の構成。
第一部は女子高生白河恵那と、時をかける闇狩姫フレイヤの出会いの物語。
「時の螺旋」の象徴としての時計、フレイヤに使えるメイド・ヒルダなど背景描写は万全。
フレイヤのプラチナの髪、ゴシック調の衣装、そして幼い中に大人びた視線。
時には滑稽に見えるフレイヤの時代錯誤なお嬢様ぶりと、振り回され呆然の恵那コントラストにシナリオは息つく暇もなく進む。

第二部の舞台は学園生活。
フレイヤと新キャラ黒髪大和言葉の早花月這子が乱入し恵那の争奪。
闇の力による騒動を絡めて一気に描く。
恵那の友人、奏はキャラ立ちはまだ弱いが、この先の物語のキーパーソンとなる予感を秘めている。

男性キャラは皆無。フレイヤと恵那のキスシーンはあるし、夢オチだろうが這子と恵那のベッドプレイがあるけれど、百合作品という感じは全くない。
物語は始まったばかり。このシナリオの持つビジュアル性を考えるとゲームよりはアニメに向いている感じがする。
これだけの分量のシナリオでもアニメ化したらアバンとABパートで1話分にしかならないだろう。
続編の行方が気にかかるが、涼元氏のアクアプラスの仕事との兼ね合いはどんなものなのだろうか。

ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~
ノベルゲームのシナリオ作成技法
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