アニメとゲームのレビューBlog
お知らせ
2007/10/27
過去記事も含め、新サイトに移転しています。
http://blog.crosschannel.jp/
今後とも新サイトをよろしくお願い致します。

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自分で書いた各話毎の感想を読み返すと、少々変なところもあるが、そのままにしておく。
DVDリリースは8月まで続くので、その都度感想を書くと思うが、TVシリーズが終わったところで少々補足を書いておこうと思う。春の新番が始まると書けない気がするし。

オープニング・エンディング曲は原作PCゲームと同じ。
その頃から薄ぼんやりと思っていたが、今回のアニメ化で納得できた事がひとつ。
「Last regrets」はオープニングに合わない。
TVサイズになると一層中途半端さが感じられる。
劇伴アレンジでは作品に溶け込む曲なのだが、オープニングの「何か始まる」期待感には程遠い。

一方のエンディング曲「風の辿り着く場所」
実は本当のオープニングはこちらなのではないか?
この詞とアレンジから、エンディングの気がしない。アニメだとあゆがリズムに同期して走っているから特に。ただし映像では、前方に大きく余白を取り(クレジットが流れる)左手に向かって走るから、時流は過去に向いている。
この点では、過去を探す旅の始まりの曲の印象。
制作側の意図はわからないが、最終回後に受けた印象では主人公・祐一の欠けた記憶の7年間が埋まり、新たな物語のオープニング曲としてエンディングに選んだと勝手に理解しておく。
DVD第3巻のオーディオコメンタリーで麻枝氏が「折戸氏はボーカル曲苦手だから」のような事を言っていたが、割り引いて受け取ったほうが良い。

シリーズ構成は大雑把に言って、序盤は日常の光景の中でキャラ紹介を兼ねながら、ヒロイン相互にできるだけ関連付けしつつ伏線を張る。
中締めが真琴。間違いなくシリーズ前半のヒロイン。「風の辿り着く場所」をフェードインして締めているのがその証拠(筆者が勝手に思っているだけかも)
中途退場・消失に見えるけれども、真琴には願いが叶って帰る場所があるから幸せな終わり方だったのだろう。
もし真琴の締めがなかったら、中だるみになっていた事と思う。

中盤以降、舞の解放と佐祐理、祐一のトライアングルを描き、栞と香里の姉妹関係、祐一とは兄妹のような関係を描いた。
あゆと名雪の関係を擬似姉妹のように描く場面もあったから、どちらに転ぶかと思ったが、順当にあゆエンドだった。
個人的には名雪の扱いが残念な部分もあるが、納得はできる。
各ヒロイン毎の見せ場は押さえつつ、矛盾のないシナリオを書くのは苦労した事と思う。

画は概ね文句はない。
原作カットが要所で取り入れられていたのは嬉しかった。

少々古い作品だし、派手な演出もないので若い人には受けなかったのではないかと思う。BS-iのみで放送と言う事も視聴者の幅が狭かったと思う。
原作ファンのためのアニメともいえるが、逆にこのアニメから原作ゲームに興味をもってくれる人が増えると嬉しい。
この時代のPC版は売る為に「エロゲ」の体裁を取らざるを得ない事も多かったのだが、それがなくてもシナリオには何の破綻もない。
全年齢版やコンシューマ版もあるので、興味を持った方は試してみて欲しい。
但し、この頃のいたる絵は癖が強いけど、それも個性。

Kanon ベスト版Kanon ベスト版 PS2版
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二本立て風で、お得な感じの(気のせい)最終話。
沙英の妹、智花(ちか)ちゃん登場。
姉と違って活発そうで小生意気な中学三年生を演じるのは、釘宮理恵。
この手のキャラをやると、屈指の存在。
この声質と演技にかかるとキャラも可愛く見えてくる不思議(甘いなあ・・・)

智花ちゃん、沙英のところに一泊してから、上京している友達を訪ねて行くようだ。
少女の一人暮らし・都会への憧れと、現実の厳しさを知る姉の、お互い姉妹だからわかっているのに言葉で交わし合えないもどかしい感じが上手に表現されて、ひだまり荘の皆のフォローも優しい。
この智花ちゃん、原作コミックにはないアニメオリジナルの設定だと思う。

そして登場のポイントを絶対にはずさない吉野屋先生。
休日の学校にも現れるし、サンタの衣装(コスプレと言ってはいけないようだ)でクリスマスケーキの差し入れ。
ネタキャラに思えるけれど、美術の才能があることを感じさせるし、そのおおらかな性格は育ちの良さも感じさせる。原作コミックの設定を改変していない。
クリスマスイブと言うのに、ひだまり荘の住人プラス智花ちゃん&吉野屋先生と男っ気なし。
それでいて何の不幸もなさそうな、その光景はこの世界には似合っている。

Bパートは明けてクリスマスの日。
雑魚寝した朝、智花ちゃんは慌ただしく友達との待ち合わせに出て行きました。
クリスマスの感じではなく、冬休みに入って郷里への帰省前の1日の側面を描く。
皆で買い物に行き、夜は湯豆腐。
こっそり智花のバッグにサイン入りの著書を忍ばせた、沙英の照れ屋の性格も可愛らしく描かれている。

シリーズ構成と今話の脚本は長谷川菜穂子。
女性の機微を下品になることなく、優しく表現するのが得意なようだ。
その反面、宮子の動きは大人しくなるし吉野屋先生の奇行も押さえた脚本になるのは残念だが、方向性は間違っていない。
年が明け、ひだまり荘にゆの達が帰ってきたら、何事もなく次回が始まりそうな終わり。

智花にあげた「橘文」のサインは新谷良子が書いたようだ。確か何話だったか、手形も取っていた。
スポンサーバックの絵は原作者本人「蒼樹うめ」でした。

そう言えば第10話、CBC納品分では直っていたようですね。BS-iで確認してみます。
第10話の制作遅れには文句も言いたくなるが、その他は思ったほどの新房流過剰演出もなく、原作コンセプトを生かした構成。
4コマ原作を工夫してアニメアレンジした努力は評価できる。
原作が貯まったら、次のシリーズを期待しています。

ひだまりスケッチブック ビジュアルファンブック
ひだまりスケッチブック ビジュアルファンブック
最終回でこれでは、脚本もさることながらシリーズ構成の失敗ではないか。
話数を重ねるに連れ、甘さが露呈。
それに前回も書いたが、サブタイと内容がずれている。
今話のA・Bパートこそ、前話のサブタイ「無敵な二人」が該当するのではないか?
シリーズ構成と上がってくるシナリオの内容のズレに、優しく言うと無頓着、厳しく言うと無自覚な感じが強い。

前話と今話の絵コンテは川崎監督が切っているが、このシナリオではこれが限界だろう。
Aパートは「原初への帰還」に呑み込まれかけた絢子、それを護の真摯な気持ちに反応したビアトリスが救った。同時に幼少の頃からの絢子のトラウマも救った一石二鳥解決。
短いBパートは、彼らに向かうミサイルを撃ち落とす無敵な二人、そして無力にも地上で見上げるヨハンたち。
Cパートは後日談。吉村家の逸見とママ、銀のマリアの元でこき使われる正樹など。
そして学園では絢子と護の葬儀(これは生徒会役員の悪戯)から卒業式。
これで幕引きかと思ったら、この後の引きが長い。

エメレンツィアの敗北宣言(かと思ったら、ラストでは愛人宣言をしているし)、卒業する摩耶への絢子の友達発言。
桜の下での綾子と護の長い引き。
終わったんだか終わらないんだか、中途半端なままに2クール消化したラスト。

原作ノベルを知らないので迂闊な事は言えないが、登場人物をあらかたプロットしたのは良いが、それぞれが持つエピソード、ホンのつけ足した程度の構成。メインを食うほどのサブキャラも立たせないから、視点は嫌でも綾子と護に行く。
番宣で「メガデレ」をうたう割には、絢子のウジウジ感が一杯。
護もリードするタイプではないから、話が転がらない。
回りが焚きつけるも、生徒会メンバーは所詮賑やかしの役しか与えられていないから、自然に事件が起きて何となく解決する。
エメレンツィア、銀のマリアなどのヒロインのライバルキャラも良い人過ぎる。
ライバルがヒロインとの交流で理解を深めて行く構成が弱いから、カタルシスもない。

岡田麿里は脚本は悪くない時も有るのだが、シリーズ構成の腕は今回見る限りでは疑問。
夏の新番「こどものじかん」は彼女のシリーズ構成だと発表されている。

画は止まっていれば合格点。
グロス回は酷い時もあり。後半はグロスのスタジオをメモることにも飽きてしまった。
総じて言えば「まあまあ」
音楽は上松、藤間、菊田らElemants Garden の総力(大げさか)を上げて、レベルは高い。

第二期の「もっと美しいもの」が第一期の時点で企画されていたのか、制作当初の事情を知らないが、続編の企画はあったのだろう。最終話にしてはアッサリと終わっている。

反物質砲がリューガに通用せず、切り札の残されていないまほろ。
まほろをタコ殴りするリューガも大人げないなあ、と気がついたらリューガは生後3年だったか?
一方的にやられるまほろを、原画のカットを入れて臨場感を出すコミック的な演出。

まほろが本気出さないと思っているリューガも、まほろの寿命を知らないのだから、戦闘が一方的で容赦ない感じは出ている。戦闘の目的もリューガは戦士としてまほろに勝つため、まほろは生きて美里家の生活に戻るためと、それぞれ違う。
最後の最後で「アレ」をまほろが使う寸前、スラッシュがまほろを止めようとした事で、リューガがまほろの少ない寿命に気付き剣を収め、このすれ違いは埋まる。
このあたりは、もう少し前に伏線を張っておいてリューガが気付きながらも、まほろとの関わりで決着つけざるを得ないスジに組んでいれば、こんな唐突な相互理解エンドにはならなかったと思う。

その「アレ」は今回も簡単な説明はあるが、身を削ることを承知で使わざるを得ないシーンは第二期に譲る。
ボーイ・ミーツ・ガールで優とまほろの係わり合い、友人たちとの出会いを中心に描いて行くと期待されたが、やはり戦闘シーンが多くなり、第二期は鬱とも言える雰囲気を漂わせる。
戦闘シーンを入れないと気がすまないのは、ガイナックスの社風、山賀の気風だろうか。
その少年だった優も、あのエンドではねえ。

さて次週から第二期の再放送だと思ったら甘かった。
DVD-BOX発売の宣伝目的を果たしたためか、再放送はこの第一期で終わりのようだ。
中途半端な放置プレイなので、DVDで第二期を見直して鬱になる事にします。
このTVシリーズ、リメイクしないかなあ。

まほろまてぃっく TV-BOX
まほろまてぃっく~もっと美しいもの~ TV-BOX
春の新番第1弾(一騎当千D.Dは横に置いとく)
「ぺとぺとさん」以来、久しぶりのXEBEC M2 制作。
どちらかといえば親会社の XEBECと共に「魔法先生ネギま! 」の出来具合で記憶されることが多いスタジオ。
今回は番宣の具合から、制作スケジュールには余裕がありそう。
極端な崩壊はしないと思うが、最初だけ良いってこともあるので注意したい。

原作コミックは読んでいない。
高校に入学した、緊張すると声が出ないあがり症のヒロイン浅井麦が、演劇研究会に入るまでを描く第1話。これは演劇部ではなく、別の演劇研究会ってところもミソらしい。

ヒロイン役の樹元オリエは演劇畑の人らしい。
緊張して口パク状態、割と普通に級友と話すとき、親友の佳代との会話、合格発表の自然に出る大きな透る声と、レベルもトーンも違う幅広い状態を良くこなしているようだ。
先輩で演劇研究会代表の野乃役は川澄綾子だが、そっけないキャラの演技は今のところピンと来ない。
今後、このキャラの役柄、劇中劇での声の変化が注目される。もっと華やかな姫様声が引き立つ人だから。

画は頑張っているほうだろう。第1話だし。
舞い散る満開の桜、風になびくスカートの裾など、柔らかい動きを工夫している。
背景やモブが素晴らしいと言うほどでもないが、近場のスタジオで原画からこなしている。
スケジュールが詰まるとどうなるか、定かではない。

ひとひら 第1巻ひとひら 第1巻 2007/6/22発売予定
サブタイこそ「番外編」となっているものの、この最終回こそが本編に違いない。
「導入編」は目次、インデックス、その後の11話まではWOWOW放送分の「編集済み再放送」だと思うと、期待通りといえば確かにそれなりだった。

WOWOWでの放送では、マルチヒロインのギャルゲ―原作アニメにしては話題になった。
扱いの差がヒロインによって偏り気味な事と、何だかわからないうちに亜沙エンドで終わった事を除けば、確かに悪くはなかった。
しかし最大のインパクトは、黒楓の演出による事は間違いないと思う。

今回のシリーズでは、そんな前回をリセットしてスタートするのかと思ったら、再編集+新作1本。
宣伝の観点からは、番外編OVAを単発で1本出すよりも、新シリーズとしてまとめて出す方がDVDセールスは良いはずだから、製作側のアイディアは悪くない。もっともそれに付き合うか、決定権は我々視聴者にあるけれど。

さて、この「番外編」
なぜか神界の海(神海)でクルーズを楽しむ稟たち。水着は定番。

エロといっても放送の制約はあるが、水着・胸・パンツ・全裸・ハーレム、そして何故かウナギプレイ。健全な視聴者のイエローゾーン位までスロットル開けている。
パロというかオマージュと言うか、真弓に「普通の魚には興味有りません、神海魚(しんかいぎょ)がいたら私のところへ来なさい!」叫ばせる。
このクルーズ船内での失踪事件は何と無しに「孤島症候群」を思い出させる。
船内の博物館に展示してある剣は「エクスカリバー」

最大の活躍者は楓で、自作品セルフパロ構成。
消えた稟を心配し、案の定「黒楓」になってしまう。
消えた稟とネリネのパンツを見て、全裸で二人がすることを妄想するあまり、何故か調理場でウナギの頭を落とし続ける。空鍋の再来。
亜沙が何か隠しているのではないかと疑い、包丁片手に部屋に追い詰める楓は「ひぐらし」風味。
稟にはカッターだったけど、亜沙には出刃包丁と容赦ないとは、さすが楓様。黒さ爆発!

プリムラを除くヒロインたちと稟が消えたのは、博物館の魔法の鏡で小人化したため。
プリムラが何気なく開けたドアで、鏡が壊れて魔力消滅。
全員元の大きさに戻るが、全裸ハーレム状態。
スク水姿を披露しながらも、今回は背景キャラとして存在感(放置プレイとも言う)を発揮していたプリムラのトドメのひと言「何プレイ?」が効いている。

今話を一言で言えば「エロ・パロと開き直り」
悪い表現ではなく、ここまで自由にできる制作は羨ましいし、その束縛のない感じが作品に現れていて良い出来。
こんな制作が出来るのは、製作スポンサーに余裕がある明かし(角川・Navel・Lantis)
前シリーズの束縛無しに、今回の全12話をこの勢いで制作していたら、かなり凄いことになっていたと思う。
これまでの全11話、賞味期限切れの前菜に辟易していたが、メインディッシュが良かったので前菜の悪さは帳消し。
この出来ならDVD買っても良いかな。

SHUFFLE!Memories オリジナルドラマCD VOL.1 楓 2007/4/25発売予定 (Amazon)
書き漏れ、気になった事など。

・「ハヤテのごとく!」
3日目に白石涼子、釘宮理恵、田中理恵のイベントがあったことは知っているが、小プロブースなどでのプロモーションが弱い気がした。
果たして制作は順調なのだろうか。
荻窪にある制作のシナジーSPは、小学館プロダクションの関連会社。

・「魔法少女リリカルなのはStrikerS」
露出無し。リリカル☆パーティーまでお預けなんでしょう。

・「シャイニング・ティアーズ×(クロス)ウィンド」
公式サイトも3/22に出来たばかり、メディアファクトリーブースもゲームプロモの流用。制作はスタジオディーン。
情報が少なすぎ。

・「ながされて藍蘭島」
スタチャブースでも目立ったプロモ無し。
まなび最終回の新番組予告でも、動画がないのだが?
feel.制作。

・「瀬戸の花嫁」
何処かで2クールだと見たのだが、間違いでないとすると、テンションが続くだろうか。

・「風の聖痕(スティグマ)」
角川ブースでプロモが流れていたが、まあまあ。
「アニメ魂」枠の放映だからか、力が入ってない感じ。

・「らき☆すた」
・「sola」
・「怪物王女」
特に情報なし
あの学園祭から、最終話は一気に卒業シーンまで持ってきた。
学園祭開催までの頼りないながらも皆の力の結集をメインに据えたシリーズ構成だったから、この飛躍とコンパクトなエピローグで正解だと思う。

オープニングアニメは無しで、クレジットを本編に被せる。最後にして初めてクレジットが読めた。
アバンの電車の窓から「バイバーイ」と手を振る光香のシーンは、第1話の裏焼き。

新生徒会役員も決まっていて、卒業式の日の様子とクリスマス頃の回想が中心のAパート。
学園祭のあと、新校歌や新制服は凍結になったが、何も変わらない学園生活。
ようやく桃葉が大企業のお嬢様である事が明かされる。
進路は決まっていて、芽生は大学、むつきは実業団、桃葉は専門学校は今までと変わらず順当だろう。まなびは(全力で)フリーターで、ある意味では順当。彼女たちは基本的には変わっていない。
何も変わらない学生生活で「学園は何も変わらないが、私は少し変わろうと思う」とアメリカ留学を決める光香は、このシリーズを語るメインでもある。

Bパートは、そんな光香と他のメンバーたちとの別れの日々を描く。
エンディングアニメは無しで、それぞれのその後のカットにスタッフロール。
Cパートは、それから1年5ヵ月後の夏、光香の帰国(一時帰国か?)を迎える4人。
スプレーアートのオープニングアニメをエンディングに持ってきて、キャラが唄う「A Happy Life」でエンディング。

最終回スペシャルとしてCパートもエンディングも意図はわかるのだが、普通にBパートで締め、エンディング曲林原めぐみの「Lucky&Happy」が個人的には望ましく思う。

一昔前の熱血学園モノと違うのは、主人公が「まっすぐ、ゴー!」で皆を変えていこうと力むのではなく、何かに気付いた周囲の一部が「変わっていこう」と思うこと、結果としてそれが広がってゆくことの、ささやかだけれども大事なことにスポットを当てたからだろう。
2037年春の設定だが、学園闘争のノリで大時代的に一刀両断する主人公像など求められていない、2007年現代の空気が出ている。
今の10代の視聴者が30年後、どんなアニメを見ているのか、どんな感想を持つのか想像すると興味深い。その意味では10代と30~40代を繋ぐ実験的なアニメかもしれない。
評価する意味で「モラトリアルアニメ」と呼ばせていただく。

シリーズ構成では、つかみが大事な第1話にスク水や校歌独唱の演出をする演出意図はわかるが、フツーに始まってフツーに終わって欲しいところだった。中盤が良かっただけに特に思う。
時折ある長尺の歌や演奏の演出に少々興ざめのところも有ったが、作風の一部だと理解しておく。
金月龍之介の脚本は良く出来ていると思う。

正式生徒会役員にもならず、時には放置プレイに徹した桃葉の扱いは見事。
まなびは、この学園での触媒役であって、この聖桜学園シリーズの主役は光香。
彼女の視点で進む部分のシナリオと、彼女自身の変化の過程がシンクロして最終回まで中だるみ無くシリーズが維持できたと思う。
このメンバーに新しい触媒役が投入される第二期、またはこの中の誰かが別の環境での触媒役になる新シリーズなど、1クールでこれだけ基礎を作れたのだから次につなげないと惜しい。

A Happy Life
全体の印象では「叙情的にまとめた」感のある最終話。
エピローグは名作劇場が頭に浮かんだりしたが、短い1クールの中で無事に纏まったとも言えよう。

封じられたバスティーユから開放される絶対天使たち。
空が世界の全てを望まずに「京四郎に会いたい」事がバスティーユを消し去った。
空を舞う絶対天使たちが主人を蘇らせ、空は自らが消えることで世界を救った。
舞う空と京四郎にジンの「まるでラストダンスだな」が全てを現している。
たるろってはソウジロウを、かおんはひみこを救い、空と京四郎は舞うが、ひとり見つめるせつなの瞳は切ない。

別れの時間を淡々と迎えた二人の時間が尽き、京四郎と別れの時間が来た空が「死にたくない、助けて」
京四郎も「離さない」と想いを言葉に出した時には、空は消えていた。

京四郎を抱くせつなと、せつなに抱かれる京四郎の嗚咽。
そしてエピローグ。
消えた空を探しに旅立つと言う京四郎に、報われないと知りつつ「空と会えたら京四郎にお別れを言うの、そうしたいの」

介錯先生、せつなを何とかしてあげられませんかねえ。
京四郎と永遠の空―前奏曲京四郎と永遠の空―前奏曲
空と出会うまでのことは、これで補完しろと。
いや、消えた空に出会うまでのエピローグを、第二期でやっていただきたいところ。
京四郎も、せつなをモノ扱いしない構成で。

開始当初は過小評価していた介錯ワールドでしたが、予想以上に楽しめました。
東京国際アニメフェア(TAF2007) 一般公開2日目(最終日)
イベントステージを中心に最終日の模様を簡単にお伝えします。

・特設ステージ 「一騎当千DDR」公開録音&オープニングライブ:生天目仁美/茅原実里/門脇舞以/雁行真依
ますみんはインフルエンザにより欠席。ライブ含み30分では少々尺が厳しい。作品の見どころが十分伝わったか怪しいところ。
OP曲の雁行真依は人前では初披露らしいが、幅広い音域をこなしていて悪くない。
マベーベラスインタラクティブから「一騎当千」ゲーム化が決定!

・ポニーキャニオンブース
本日の司会はニッポン放送の吉田尚記アナウンサー。
前日のイベント司会進行はパッとしなかったので、今日は適役。

「ヴィーナス ヴァーサス ヴァイアラス」高垣彩陽/茅原実里/辻あゆみ/Riryka

進行上のノリで、茅原実里がスミレのバーサーク化する生セリフを求められたが、その際の顔を見られるのが相当イヤだったようで、後ろ向きで演じたが、半泣きだったかも。
新人の高垣彩陽は現役音大声楽科生との事だが、ステージ慣れしていないのは仕方ない(これが初イベント)
Rirykaのライブ、OP曲「Bravin' Bad Brew」
これがメジャーデビューで、上松範康作曲。短い中にもCパートまである凝った構成をパワフルに歌う。作詞は畑亜貴。
茅原実里blog minorhythm「東京国際アニメフェア2007(2日目)」
写真2枚目、左から茅原実里、辻あゆみ、高垣彩陽、なぜかポリフォニカの戸松遥
辻あゆみげぇむ日記 「Venus Versus Virus」
こちらの写真が大きい

「神曲奏界ポリフォニカ」戸松遥/神谷浩史/佐藤利奈/榊一郎

榊センセイ、どう見ても中国人マフィアです・・・
参加者は女子率40%ほど、神谷浩史目当てだがすっかり良くなったようだ。
佐藤利奈、最近はネギ先生のショタ声が定着した感もあるが、プリネシカのほんわかとしたキャラをどのように演ずるか期待される。
ヒロイン、コーティ役の戸松遥は現役高校生で、デビュー作のようで実力未知数ながらも、黒オーバーニーソ姿に全てを許そうと、放送開始前に甘くなっています。
ステージでは、他のゲストが高校時代を懐かしんだネタで盛り上がりました。
高校生年齢から大人の幅のあるコーティカルテを演じ分けられるか、注目しましょう。アフレコの様子だと、共演キャストからは新人離れしているとの評です。
榊センセイから、各話はアニメオリジナルで脚本は必死に書いている(特に大迫さん)
制作から伝言「プロモの100倍、本編の出来は良い」
プロモは微妙なところもありますから、銀画屋の頑張りに期待しましょう。

「Kanon」佐藤朱

既に放送終了した作品だが、DVD販促として設定されたステージの感あり。
DVD全巻購入特典の「CLANNAD Invitation」も、思ったより売れない「Kanon」の販促の意味があるのだろう。
「CLANNAD Invitation」は、ノンクレジットOP・EDにプロモ映像を収録した、「Kanon」で言えば「Kanon Prelde」相当だと発表される。
美坂栞役の佐藤朱、演技に悩むところも見受けられるが、素の良さをアピールする事が成功の近道な気がするのは素人考えか?
イベントは2回目との事(最初は先日のコルダだろう)
ファンは役者つながり・作品つながりで増えてゆくと思うので、作品との出会いを大切に今後も活躍を期待したい。
佐藤朱blog どこか遠い場所へ「イベント無事( ?)終了~☆ 」

・その他
「天元突破グレンラガン」はガイナックス、コナミなど各ブースで露出が多かったが、個人的には期待したい。良き時代の少年アニメの気配が漂う。

TVA「パピヨンローゼ」DVDは第3巻で中断したままだが、「パルテノンプロダクション」で各900円で投売りなのが悲しい。
東京国際アニメフェア(TAF2007) 一般公開初日

速報ネタは既にビジネスデーで出てきているので、意識して拾っていませんし、お子様系・女児系・女子向け・ロボット物の情報は欠落しています。偏った内容ですが、ご容赦を。

メディアファクトリー



新作デモムービー流す以外は、イベントなしで地味。25日にはメインステージで一騎当千DDRラジオ公録がある。




「ゼロの使い魔」第二期は、今夏放送開始予定。
掲示のキービジュアルは、ルイズと「ちいねえさま」カトレア、それを見る長女エレオノール(だと思う)
制作スタッフが第一期から変更された。
【変更】監督:紅優、シリーズ構成:河原ゆうじ
岩崎・吉岡コンビはKONAMI TVA「スカイガールズ」へスライドか?
プロモは出来ていない。第一期の再編集を流す。

メディアファクトリーのその他のプロモ
「シャイニング・ティアーズ×(クロス)ウィンド」はゲームのプロモを流すだけだが、放送直前だが制作が遅れているのか、情報統制なのか?
「ドージンワーク」まだ動画は無い。
「プリズムアーク」(制作:フロントライン)アニメ化記念プロモと謳っているが、ゲームから?
「この青空に約束を― ~ようこそつぐみ寮へ~」舞う花びらは動いているがサブキャラは背景と一体化して動かず。パンとエフェクトで動きを出しているが、プロモがこれでは先行き心配。
監督:矢吹勉、シリーズ構成・脚本:西園悟、総作画監督:花井宏和、アニメーション制作:アートランド。

マーベラス
全体に活気が無い気がするが「ウミショー」製作発表。
シリーズ構成:池田眞美子、キャラデ・作監:西野理恵、製作:アートランド
秋の新番か?

メディアワークス


シャナと巨大メロンパンの一部

・練馬アニメーション協議会
ティー・エヌ・ケー(TNK)が熱心な展示。


「School Days」7月よりテレビアニメ化決定。
監督:元永慶太郎、シリーズ構成・脚本:上江洲誠の「らぶドル」コンビにTNKだから相性は良いだろう。
キャラデ・総作監:ごとうじゅんじ(原作ゲームと同じ)
製作:マーベラスエンターテインメント


メイザーズぬまきち氏からのコメントも。

おまけ


「京四郎と永遠の空」第1話Bパートの絵コンテ 中表紙
「王子様で・・・ハズカシイ・・・」鼻血を吹く白鳥空。
中の人つながりか。

その他の練馬アニメーション協議会ブースは陸演隊がオリジナル企画2本出して、スポンサーを募集していますので出資しても良い方はぜひどうぞ。

サテライト
「キスダム」放送開始前から不安が囁かれるも、ブースは大きい。
パチンコのSANKYOの子会社になった。
来場者を見ていると、ブース自体は外人受けが良さそうだ。

ポニーキャニオン
「神曲奏界ポリフォニカ」プロモは良い所もあるが、まあまあか。

創通
「瀬戸の花嫁」プロモで見る限り、漫画的省略とデフォルメを上手く取り入れている。役者陣・音響は、やってくれるだろう。
ポスターで見たキャッチは「ハイテンション」だそうだが、それって「マジカノ」?

ufo table
ブースは彼ららしい、カフェ風。
「空の境界」デモは雰囲気は出ていて悪くない。
「まなびストレート」の原画コピーが置いてあった。たまたま手に取った第6話、むつきがアイスキャンディーを舐めるカット、舌出しの表情と汁の垂れ具合がヤバい為か、軒並み「使用不可」になっていて笑った。

以下 イベントステージ

KONAMI
「スカイガールズ」テレビアニメ化記念トークショー
川澄綾子/後藤沙緒里/辻あゆみ/伊藤静
それにコナミの熊坂省吾プロデューサー
新キャラのエリーゼは辻あゆみ、その他には音羽の担当メカニックが双子キャラにチェンジされる模様。
アフレコはこれから。秋の放送開始を目指しているものと思われる。
スタッフはOVAから変わらず、監督:岩崎良明、脚本:吉岡たかを、制作:J.C.STAFF
良く似た企画の角川xGONZO「ストライクウィッチーズ」TVアニメ化が聞こえてこないが、KONAMIのやる気が勝ったということか。

・ポニーキャニオン TVA「CLANNAD」
中原麻衣/能登麻美子
途中からポニーキャニオンの中村プロデューサーも参加
プロモを流すが、Kanon最終話に流れたものと同じ。
これは午前中の「まるなび」公録でも流したようだ。
「まるなび」は、川澄綾子・能登麻美子のレギュラーに急遽、中原麻衣のゲスト出演。
全く解禁情報が無い中ではトークも進まないが、PS2ゲーム収録時の印象などを聞きつつアニメへの期待を話す。
放送開始時期、話数は未定。
中村Pは、「渚とことみルートはやる」と言っていたが、単純なヒロインごとぶった切り構成のはずも無いから、「やる」のは嘘では無いだろうけど。シリーズ構成・脚本に期待しよう。

今日のイベントで一番忙しかったのは、間違いなく中原麻衣だろう。
朝10:15「まるなび」でスタートして、メインステージの「らぶドル」~そのままavexブース「らぶドル」~「CLANNAD」~「かみちゃまかりん」出ずっぱり。
少しづつ、サブタイと内容がズレているような気がする23話目。
絢子xヨハンの力を使って、実験中に暴走始めたビアトリス「原初への帰還」
原作ノベルでの表現は知らないのだが、この粘液を出し触手も使うエイリアン風の「「原初への帰還」のデザインは如何なものか?

最終話直前と言うのに、岡田麿里のシナリオもシャキッとしない。
「原初への帰還」の暴走を食い止めるため、鷹栖正樹やヨハンが結界を張るのだが、実験に失敗し条約各国から警告を受ける時点では主役にはなりえない。
Aパート早々に退場いただき、過去から因縁ありげな銀のマリアに活躍の場を譲るべきだと思うのだが、そんな脚本は書かなかった。
良いキャラなのに、正樹たちとの因縁の伏線が充分でないし、今回は護を送り届けて結界を破る程度の活躍で勿体無い。

全体に護と絢子を中心に「なあなあ」の関係ばかりを描いて、ヨハンにせよ銀のマリアにせよ、憎いまでに手強いライバルとしての関係を表現するのを避けているから、この期に及んで緊張感もカタルシスも無い。

開始当初感じた護の可愛らしさも薄れてきたようで、護の成長物語風な要素を入れてからは、絢子との関係もイチャイチャ感が失せてしまっている。
どっちつかずの煮え切らない構成とシナリオで、終盤になるにつれてパワーダウン。
角川2クールモノの良くない方向に仕上がった感が強い。

画は今回に至るも良くない。
役者は頑張っていると思う。銀のマリア(ガートルード・マクヴリーズ)役の生天目仁美は幼女声からお姉さん声まで良くこなしているだけに、その役が脚本で生かされていないのが惜しい。




護くんに女神の祝福を! クリアファイル
29% OFF!
アバンのうめ先生、ホウキ持って「ルルルのルー」って・・・
出た!吉野屋先生のバスガイドコス。
車酔いになってしまった吉野家先生と、用心して準備万端のゆの。
動物園での課外授業で遠足気分。
時期的には、ゆのたちが入学直後か。

動物園と言えばデート!
そんな経験なさそうな事を知っていて、沙英をからかうヒロさんが素敵。
動物をネタにした4人の会話もギャグとボケの演出が快調。
原作の良さを素直に描いている。
前話の出来は一体なんだったんだ?それ自体がネタだったのだろうか。

お昼の弁当、宮子の弁当はキャベツ丸ごと1個。
これがサブタイのネタか。

帰りになっても車酔いが直らない吉野屋先生。
ひだまり荘に立ち寄り、ご休憩。
今回は出番が多くて嬉しい限り。
写真集まで出す吉野屋先生の疑惑の数々。

写真集的な止め絵が多いが、吉野屋先生メインだから許す。
モツがいたけど、まあいいか。
「永遠の17才」吉野屋先生スペシャルでした。

提供バックは氷川へきる。
メソウサがいるし、宮子がベッキーにしか見えない。
芳文社の作家枠ではなく、新房枠か。
次回「12月25日 サヨナラ…うめ先生」が最終話です。

ひだまりスケッチブック~ビジュアルファンブック~ ひだまりスケッチブック~ビジュアルファンブック~
2007/3/27 発売(Amazon)
東京国際アニメフェア(TAF2007)ビジネスデー初日

「ゼロの使い魔」第二期制作発表で力が入るメディアファクトリー
国際展示場駅の空間をルイズ様が占拠


バナーにあるように、7月放送決定のようです。



3人が描く「ゼロの使い魔 ルイズ」
左手前 アニメ版キャラクターデザイナー藤井昌宏
左奥2番目 コミック版作家 望月奈々
右手前 ノベル版イラストレーター 兎塚エイジ



改札口の上のバナー
ルイズ様より、ややふくよかに見える胸、髪飾りからすると「ちいねえさま」?

以上、レポートを終了します。
肝心の中身はありません。
東館に向かう途中、急遽呼び戻されて、とんぼ返り。
ホントに、これを撮りに行っただけみたい・・・
混雑覚悟で土曜日のパブリックデーに再参戦します。

サブタイトルの「人間」
これは単に「人」と言わなかった事に意味はあるのだろうと感じる、最終前話。

お手伝いさんとして美里家にやってきたまほろを、優が亡き母に重ねるアバンの夢のシーン。
周回軌道上でリューガの無事を願う、サポートアンドロイドでありながら密かな想いを感じさせるセラの回想シーン。
まほろもリューガもヒトではないのにもかかわらず、美里家で学校で生徒や式条先生たちと過ごす日常が人への想いを重ね、人間と等価に愛しくなる様を凝縮している。

セラの回想はセイントの起源と地球人との接触と争いの過去を簡単に説明したに過ぎないが、そのセラ自身のリューガに対する感情表現に少し尺を割いても良かったと思う。
リューガが「人間」臭さを感じさせるのは、まだ先の話で第二期を待つ事になる。
今話では未だセイントの戦闘員としての側面のみが表に出ている。

まほろが黙って出て行ったことに気付く優だが、スラッシュは行き先を教えない。
スラッシュのマスターはまほろ、まほろのマスターは優だと3段論法で行き先を言うように命ずる。
役にたたないとのスラッシュの言葉にも「それでも僕は行かなくちゃならないんだ」
後先考えず、初恋のお姉さんに熱を上げた少年のような優の初々しさは、見ていると微笑ましいが、戦闘の方は圧倒的にまほろが不利。

戦闘に躊躇しているかと感じるリューガの挑発にも「心の鏡は曇りなどしない!」とまほろの名言。
起死回生の秘策、街中の電力を変電所に集めた反重力砲でリューガを撃破したかに見える。
しかし立ち上がったリューガに、まほろの切り札は残っていない。

シリアスな回であっても登場する式条先生の優への変態的な妄想シーン。
いつも変わらずのアイキャッチに「空気読め」と言いたいところだが、これも悪くない。


まほろまてぃっくVISUAL BOOK
プリムラ編のまとめは、Aパートには魔界編で芙蓉家の家族として、Bパートには黒楓、壊れていく楓ウォッチャーとしてプリムラを描いてきた。
まだ楓の支えになるほどの力を持たない点はきちんと押さえている。

オリジナルを再構成した中では、プリムラ編が一番まとまりが良いと思う。
家族になりきれない、かといって傍観者でもない、強力な魔力を持ちながらも頼りなさ溢れるプリムラの視点で見る、稟を中心とした日々。
家族と心の在り処を確かめる物語には、良く合うと思うのだが。

このプリムラの居場所の空虚さは、Aパートの魔界研究所の培養器で見る夢で良く表現されていて、追いかけても遠ざかる稟と楓(家族・未来)、振り向いた対向にリコリス(姉代わり・過去)
リコリスの姿(過去)は風と木の葉にかき消される。

培養器の外では稟と楓が必死に呼びかけ、プリムラを未来へと誘う。
この過程でプリムラの魔力が回復し目覚めるが、暴走しかけた魔力を封じたのが過去のリコリスの想いが宿ったネリネというのは、しっかり過去へのフォローも忘れていない。
このシーンの構成は良かったが、全裸の幼女を抱くのはいけないと思います!(稟に嫉妬・・・)

Bパートは空鍋黒楓編。
楓編で見せなかった空鍋を、ここに取っておいたか。
楓の気持ちに気付かない(鈍感)もしくはスルー(悪魔)の稟と亜沙に、次第に心を病んでゆく楓の様子をプリムラの視点で再構成している。
亜沙自体の話に重きはおかれていないので、楓から亜沙への「死んじゃえばいいんだ!」攻撃後は亜沙の話はパスし、失踪した楓が帰り立ち直るまでを、サッと描いている。

締めはオリジナル最終話から、楓と二人暮しで学校に通うようになったプリムラの制服姿。
お弁当シーンの「お兄ちゃん(スリスリ)」で抱きつくシーンでは、妹属性を発動させた視聴者も多かった事だろう。
プリムラ役はひと美。特にクール幼女声だと、田村ゆかりと互換性があると思うのだがどうだろうか。

原作PCゲームは、CLANNAD や Fate/stay night と同じ2004年の発売。Navel デビュー作だが、前ブランドBasiL のファンを引き連れていて、結構売れた記憶がある。

SHUFFLE!Memories ヴォーカルCD 2007/4/11 発売予定
いよいよ学園祭直前から当日を描くヤマ場。
Aパートは手堅い構成。
学園祭復活の決定から前夜までの様子を、生徒会書記として光香の日記をナレーションで展開する。
これまでも光香が裏ヒロインじゃない?と思わせる構成が多かったから、自然な導入。
光香に「今日、帰りたくない・・・」と言わせるシナリオは狙ってるだろ、金月龍之介!

屋上に横たわり、5人で夜空を見上げるシーンから、光香がまなびに語る気持ち、まなびの「私、忘れないよ!」まで、青春の甘酸っぱさを感じる。
慣れてきたのか、シナリオの気恥ずかしさは薄れてきた。
同時にBパートシナリオの薄さも気になるところではある。

生徒たちも結束し、いよいよ学園祭当日。
本部詰めの生徒会役員、特にまなびは参加できずに体が疼いている。
まなびの兄武文に、様子を見に来た愛洸の理事長がいちゃつくからなおさら。
この愛洸の理事長(鏡子)、学園の生徒会活動と私生活両面で、まなびのライバルとしてキャラクターは、久川綾の演技も加わって良く立っている。

本部詰めで、見て回る事が出来ないまなびたちも、目を閉じると楽しげな学園祭の光景が目に浮かぶ。
「イメージすること、それを形にすること」まなびたちから教わった愛洸の生徒会長(多佳子)のお返し。

ステージのライブシーン。
バンドボーカル役に茅原実里をゲストで迎えた。
強引に芽生がステージに上がり、顔を歪めて熱唱するのではないかと心配してしまったが、そんなウケ狙いのシナリオではなかった。
この挿入歌「桜舞うこの約束の地で」もキャラソンで発売されるのでしょう。
聖桜学園校歌バンド」に収録されるのかな?

ステージの演奏シーンは良く動いていた。のだめカンタービレよりは。
その無駄な労力に賞賛を贈るのがオタクとしての矜持であるのだろうが、それが作品の総合評価に寄与する努力なのかわからない。
関連商品を発売するためのシナリオと演出になっては、本末転倒でもあるのでご注意を。

茅原実里は唄だけに呼んだとしか見えないが、出番も安定して増えてきたか。
VVVのスミレ、一騎当千D.Dの張飛益徳も悪く無い。
しかし唄もやって行きたいように見えるが、中途半端にならない事を祈る。
流石にアキバでのストリートライブ再開はしないだろう。

がくえんゆーとぴあ まなびストレート!アンサンブルII 2007/4/25 発売
学園祭の仮装演奏会で盛り上がっているSオケメンバーだが、それとは別に千秋はシュトレーゼマンの下でピアノを弾くようだ。
ラフマニノフのピアノ協奏曲を練習する千秋に、「もっと色気を」とのシュトレーゼマンの指導。
茶化しているようでいて、食えない師匠のアドバイス。
演奏技術だけではなく、観客への見せ方にも気を配らないと。
千秋はツンデレかも。

Sオケの仮装演奏会には、今までスルー担当の大河内が指揮者に志願。
マキちゃんの仮装デザインが人外の物ばかりだったことにキレた峰は、紋付袴に方針変更。
千秋に対抗して、カッコイイ事を目指す。
真澄ちゃんはドレス、のだめはマングースの着ぐるみで放置プレイ。

一方の千秋は音楽祭の模様が雑誌に取り上げられ、注目を集めている。
彩子は千秋とヨリを戻そうとアプローチ。打算なのか本心なのか疑わしいところ。

前夜祭のSオケの演奏会はガーシュウィン。
奇をてらったかのような衣装にピアニカ使ったり、おふざけに見える中にも真面目な演奏。しかも楽しんでいる。
客席の千秋にも感じ入るところが有ったようだ。

Aオケ演奏会当日は、前評判のせいか大入り。
楽屋で千秋に「これでしばらく日本とお別れ」とシュトレーゼマン。
なかなか引っ張ってくれます・・・

のだめカンタービレ VOL.1 (初回限定生産)のだめカンタービレ VOL.1 (初回限定生産)
2007/4/13 発売予定
「やまぶき祭」のお話を持ってきました。やはり体育祭当日の模様はスルーしたようです。
話数12回で毎月1話を取り上げるかと思いきや、12月は無いようです。11話は4月、最終話12話は「サヨナラ…うめ先生」でいつ頃のことかわかりません。

学園祭準備で、学校に泊まり込んだ朝からの始まり。
絵の仕上げのため徹夜明けで寝込む、ゆの。宮子が気を利かせて展示に持っていったが、未完成の模様。演劇の手伝いをするゆのの気はそぞろ。

Aパートは、セリフあるシーンでもキャラを見せない演出が多い。ポスターアートの止め絵やシンボル多用というか、半分近くは「動画ではない」
制作遅れと見るか?これを演出と呼ぶか?
前者ならば、多分アフレコも「良くて線画」、下手すると「絵コンテ」でやっているだろう。あてる声優さんは大変そう。
後者ならば、まったり感を狙ったか、コミック的手法か判然としないが、演出意図の失敗。

話自体は、前話のゆのが聞いた岸先輩の夢を実現する話からの流れで、繋がりは良い。
でも演出 or 作画手抜きで落ち着いて見られない。

Bパートは銭湯ネタで巻き返しを期待。
サブタイ「ゆのさま」の種明かしは、右読み。
脱衣所でヒロさんを見つめる沙英の視線が尋常ではない。しかしヒロさん、タオルを巻いて浴槽に入るのはいけないと思います!
ゆのもタオルを胸に巻くのは何故?
ビニールプールの話の方がエロスを感じる。

銭湯の壁につき物の「富士山」にしても制作間に合わないのか、演出なのか?
今回の制作スタジオ、いったい何処?
放送繰り下げに気づかず、切れてました・・・BS-i で補完予定。

ひだまりスケッチ オリジナルサウンドトラック 2007/4/25発売予定

3/31追記
BS-i で再度見る。銭湯の富士山は描けている。やはり演出ではなく、TBS放送版は制作遅れで未完成。
それにしてもグロス回ではなく、クレジット見るとシャフト自社制作の回。ネギまに取られたかな?
作画協力にパストラル、ルナ、NEOX、ガイナックスと4社もいるし、二原に3人。
最初からパストラスにグロス出しした方が良かったのでは?デスクの問題か。
全12回シリーズ、残ること2回。変態兄さんとの戦いも大詰め。
カズヤは京四郎の泣いた顔を喜ぶSだけかと思ったが、ソウジロウの言葉責めに喜ぶMでもあるようだ。S・M併せ持つ、真の変態。
喜びのあまりに身体中から体液ならぬ、棘の触手を噴き出しているようだ。

ワルテイシアが導き、絶対天使たちは大魔神ロボット風の牢獄に封じられる。
滅びの前に出現するといわれ、羽根状の「熱い雪」を降らす。

それぞれの想いを受け止めてワルティシアは鎖に繋ぐが、今までに伏線を張ってあった絶対天使たちの想いが、彼女たちの慟哭と共に明示される。
そしてその想いは僅かに残ったのか、かおんの剣の左手が羽に包まれた空を取り出し、カズヤの攻撃をせつなの剣の右手が防ぎ、たるろっての足の剣がカズヤを踏み潰したかに見える。

京四郎たちの行く手を阻む、鋼鉄天使たちの群れ。
しんがりをソウジロウとジンが引き受け、ひみこも追っ手を阻むが斃れる。
倒れたひみこの長回し描写は悪くないのだが、かおんちゃんを想いながら戦い斃れるまでの戦闘シーンが足りないのが惜しい。
ソウジロウの最期?も物足りないが、見送るジンの表情が多少補っている。

ワルテイシアから念押しを繰り返されながらの、空の願いは「京四郎に会うこと」
空っぽじゃなくて「京四郎でいっぱい」の器では、ワルテイシアは入る余地も無いということだろうか。
京四郎がダイブし、崩れる落ちる牢獄から落下する空を庇ったところでエンディング。
台詞回しのくどさと正反対に、いつもながら引き方が清々しい。

スケジュールが押しているのか、制作スタジオ(iseriA の制作協力) の質なのか、絵は悪い。
まさひろ山根も作監の手伝いに駈り出されているし、二原にTripre Aなども使っている。
それでも設定・脚本・演出で引っ張ってゆくから、キャラの少々の崩れも大して気にならない。

京四郎と永遠の空 グッズ
京四郎と永遠の空 第1巻 (初回限定生産)
京四郎と永遠の空 第1巻 (初回限定生産)
4/25発売予定
TV未放映(せつな&京四郎が空と出会う前の「エンゲージ」)エピソード収録
第2話のオーディオコメンタリーは川澄綾子、下屋則子、間島淳司「神無月の巫女」からスライド組
京四郎と永遠の空 ドラマCD「天使円舞曲」 2007/4/25発売予定
バックに「朝影」が流れるオープニング。
長い2クール、第1話のオープニングまで記憶を巻き戻させられる。
更にそれ以前、暑い8月のTBSアニメフェスタでの上映、東映アニメーション版を見た時、そして原作ゲームをプレイした時と、記憶は7年前まで遡る。
さて、志茂文彦と京都アニメーションは「奇跡」の物語をどのように締め括っただろうか。

真琴編はシリーズ前半で終了しているから、前回はエクストラ。
名雪編も前話のラストで一気に片付けた感がある。やはりメインで輝くヒロインとは少し違った形で締めた。
さて、残りのヒロインたちの後日談と、あゆシナリオのラストを組み合わせた今回の最終話。

水瀬家の朝。
名雪の目覚し時計で起きる祐一、目覚し時計のベルに動じない名雪、そして秋子さんがいる食卓。
このアバンのシーンは回想なのか、名雪の願望が紡ぐ夢なのか、少々落ち着かない気持ちで画面に向かい合う事になる。

学校のシーン、変わらずに見える名雪・北川・香里。
雪の融けた中庭には制服姿の栞。奇跡的な回復(一体何の病気だったんだ!と突っ込んではいけない)
「私、本当は死にたくなかったんです。お別れなんて嫌です」
栞編のエンドですね。
噴水の前で勇気を奮ったキスの後、アッサリ消え去った栞のフォローとしては悪くは無い。

前話での次回予告を見た時には、最終話は栞はナレーションのみ、姿は一切無いのではないか、エンディングの回想でフレームに入れた写真で登場するのではないかと邪推したが、そんなオチにはしなかった。

栞の役割をここで切らないで、Bパートに重要な役目で登場させる。
春の花壇でスケッチをする栞のおとぎ話。
「夢の中で願いを叶える力を得た少女は、大好きな人がずっと笑っていられるようにと願った」
これがあゆの3つ目の願いでしょうね。
奇跡をヒロイン一人一人に願うのでなく、そのヒロインたちが心通わす祐一を悲しませないように願う事で、栞たちを救った形になる。最後の願い一つで全員を救った。
あゆを他のヒロインたちと絡ませる構成があったから、この解決で違和感は無い。

百花屋でお茶する秋子さんと祐一のバックには、バッヘルベルのカノン。
秋子さんも奇跡的な回復。2~3ヶ月で全治した計算だろうか。
Aパートのここに至るまでも、誰かの夢の中のシーンだと疑っている私。
秋子さんに謎解きされて、祐一の向かった病室には昏睡したあゆ(大)
あゆルートなんだと、ここでようやく納得。

早い回復で舞と佐祐理も登校していて、いつもの階段踊り場での昼食風景。
二人は浪人の上で大学を目指す。メガネッ子になった舞は獣医を目指すようだ。
変わらないように見えて、少し前に進んでいる事を感じさせる。
卒業式の舞と佐祐理の袴姿で、舞ルートのエンド。
病院に行くという祐一を見送る舞のアップでスイッチする絵に、期待を感じさせる。
季節が一巡りした次の冬の終わり、目覚めないあゆの病室で舞の「迎えに行ってあげて、私の時のように」に促される祐一は、あゆの気持ちが残る場所を巡る。

佐祐理が百花屋でカノンの解説をした時、前話の真琴(大)のアドバイス、栞の語る願い、秋子さんの7年前の謎解き、舞が示すあゆの待つ場所と、主人公にマッチポンプ的な自己解決をさせずに「気付き」のチャンスをヒロインたちが与えている。
名雪は?
前話のラストと今話の病室から出掛けの「今なら信じられる、奇跡ならあるんだよ」「ふぁいとっ、だよ?」名雪はこれだけで充分。これで明日も生きて行ける。

森の学校、大木の切り株の傍らには祐一があゆに渡したと思い込んでいた赤いカチューシャ。
7年間そのままだったのか?
幼い祐一が事故のショックの防衛本能からか、「カチューシャはあゆに渡した」と自分の記憶を摩り替えていた事実に気付いた後の長い嗚咽。
このシーンに少々驚き。
あゆは昏睡したまま夢で7年を生き、祐一は生きながら7年間の夢を過ごしたということか。
祐一の夢が覚める時、あゆも夢から覚める。
あゆの願いが祐一を救い、現実を受け入れた祐一があゆの夢を終わらせたとも解釈できる。
原作も今回のアニメでも、奇跡のシーン、あゆの目覚めのシーンは見せないけれども、容易に脳内で描写できる。

そして桜の季節、駅前のベンチにあゆ。
ショートカットになったあゆの絵を使ってきた。
そして低い身長と傍らの車椅子が、長かったあゆの眠りを想像させる。
「風の辿り着く場所」がイントロからフェードインして、エンディングへ。
森の切り株には新芽が出て、アウトフォーカスに狐が通りかかる。
次の物語のプロローグに向かって、少しづつ変化して行く予感を残して長い物語が終わる。

様々な媒体で「Kanon」と触れ合えた7年間、私も夢の中にいたのかもしれない。
繰り返し、少しづつ変わってきた。願いは残したままだし、置き忘れた想いもあるかもしれない。
その間、強くなる事が出来ただろうか?
どうだろうね?名雪。

Kanon アイテム
Kanon Original Soundtrack
最後のヤマ場に向かって、下降気味だったシナリオもほんの少し持ち直したか?
しかし入れ替わりに絵がダメダメ。
前話までは韓国に原画出していても、ゼクシズで作監のチェック・修正が効いていたから大きな崩れが感じられなかった。
今話はアニメーション協力:SOWAKA と U-HAN 韓国にグロス出しでしょうね。
「萌え」アニメで、ヒロインキャラの作画を崩したらいけませんね。シナリオが引っ張るほどの力は無いし。

スピード感の無いシナリオと絵コンテ。
綾子たちのドイツ行きから護の捕獲まで、Aパート全部充てる事もないと思う。
銀のマリア一味が絢子たちを襲うまでが、説明的過ぎて退屈。

「見どころ」ではなく「ツッコミどころ」ならある。
なぜ生徒会長も同行するの?制服で行くの?エメレンツィアが制服姿でCA?
お約束やギャグと言うには笑えない。

鷹栖正樹の実験「原初への帰還」により、眠ってしまった絢子のビアトリス復活を目指すのだが、生徒会長とエメレンツィアはお呼びでないようだ。
エメレンツィアの護への想い、生徒会長の絢子への感情の交錯を、もう少しきちんとフォローして描くと良いのだが、今のところは投げっぱなし。

強力なビアトリス使いのヨハンと絢子の結婚初夜のようにも見える「原初への帰還」実験。
言葉で拒んでも、絢子の体(ビアトリス)は自然に反応してヨハンを求める、寝取られ展開。
ところがビアトリスが暴走し、エイリアンのような実体が出現。

ここまで「原初への帰還」に協力せぬよう、銀のマリアに拉致 or 保護された護に活躍の場が無いが、役に立たない(と見える)生徒会長・エメレンツィアと共に絢子を救うのだろう。

「護くんに女神の祝福を!」オリジナルサウンドトラック (Amazon)
コットンソフトの新作「レコンキスタ」
ヒロイン5人の声優さんが決まったようで。ついでに壁紙も公開中。
サンプルヴォイスは、まだ先の公開。収録はこれからだそうな。

秋月暮葉 北都南
羽鳥真帆子 まきいづみ
槙野もみじ 北都南
春日井詩菜 芝原のぞみ
吉森麻咲 羽沢月乃

北都南が二役。クール系とロリ系のキャラ同士、関係ありそうだから二役もアリだと思う。掛け合いは面白いかも。
まきいづみはガチ。問題無し。

クールちみっ子に芝原のぞみ。 PULLTOP以外では初?
お姉さん系は想像つくけど、これは合うかなあ?
ツンデレキャラだと、アニメ版おとボク貴子(違う芸名の人がやっていたけど)が想像されて不安なのだが。

姉御肌の吉森麻咲には羽沢月乃。こちらも PULLTOP以外で見ない芸名。
系統的にはマシンガン進藤って言われるとしっくり来るが、今回は大人しい系か。PC版の十条紫苑やラムネの女将さんとも違うような気がする。
芝原、羽沢コンビは「君のぞ」を連想させる(芸名違うけど)
まほろの誕生から戦いの日々を回想する過去編。
いままでの式条先生、とりおまてぃっくのギャグもお色気も別世界のような重さが漂う。
第1話から度々使われる、まほろとセイントの戦闘シーンは今回のメインでもあるのだが、ガイナックス臭さ、言い換えるとエヴァからの流れを感じさせる陰鬱さが濃い。

ヴェスパーの戦闘艦デッキで、夕日に感動するまほろに美里司令の「世界にはまだまだ、これよりもっと美しいものがある」
第二期のタイトルになった「もっと美しいもの」だが、それと裏腹にシナリオと演出はシリーズ後半に行くほど、特に第二期は輝きを失って行くような気がしてならない。
ガイナックスがマジになると、今まで持っていた原作の良さとアニメでのバランス、この作品の場合は、シリアス・ギャグ・エロの三位一体感を失う気がする。
総じて「萌え」のバランスを崩して「燃え」に傾いてしまった時の息苦しさは、この作品にも付き纏っている。
第一期の主たる敵がリューガだと言うのも、尻すぼみに感じる原因か。
式条先生の方が、よほど手強い。

そんなマジな感じが色濃い回だが、温泉話を混ぜて息抜きのシーンもある。
今回の絵コンテ・演出は川崎逸朗。
16:9フォーマットを生かした絵コンテとレイアウト。微乳(乳首あり)がワイド画面一杯に映し出される作品は、最近トンとお目にかかれない。
最近のサイドカットTBS地上波ではレイアウトの良さを殺すから、放送できない。これはKanonも同じ。

ヴェスパーでの戦いの日々、美里司令との別れを描いて、まほろとリューガの決戦の舞台に話は戻る。次回予告は無い。
新番組の情報も大体出そろったようだ。
もう少し細かいところは、来週のTAF2007で見てから改めて書こうと思うが、印象だけ書いてみる。

【見る】
神曲奏界ポリフォニカ (キャラデが少々不安だが)
ながされて藍蘭島 (feel.だからひどい事にはならないだろう)
この青空に約束を― ~ようこそつぐみ寮へ~ (アートランド制作だが、また丸投げ?)
天元突破グレンラガン (良いガイナであることを期待)
瀬戸の花嫁 (委員長に力丸乃りこを起用したキャスティングセンスに期待)
怪物王女 (キャストに川澄・皆口がいるから見る)
ひとひら (XEBEC M2に逆張りで期待)
sola (久弥シナリオ原案と藤間の音楽)

ながされて藍蘭島 10巻 初回限定特装版

【たぶん見る】
魔法少女リリカルなのはStrikerS (見どころは新キャラの成長物語か?)
かみちゃまかりん (製作と制作スタジオが微妙だが)
一騎当千 Dragon Destiny (AT-X放送中、見どころはエンディング)
風の聖痕(スティグマ) (アニメ魂枠、キャストに不安は無い)
桃華月憚 (エロスを期待しても良いのだろうか)

風の聖痕(6) ─疾風の槍─

【見るかもしれない】
ハヤテのごとく! (日曜朝からKOTOKOで目覚めるのか・・・)
らき☆すた (原作は読んでいるが、見どころがイマイチわからず)
アイドルマスター XENOGLOSSIA
電脳コイル

らき☆すた (3)
アバンの導入部は前話の「ネリネ編 後編」からタイミング良く繋いで、ネリネが改めて稟を好きになる宣言をした後の話。
ネリネとリコリスが対ならば、シアの対になるのはキキョウ。
この名前もオリジナル放送で説明なくサブタイに出てきただけ、他にはシアが花畑で桔梗を摘むところで暗示されているだけで、リコリスと比較して不遇のキャラ。
裏シアとも呼ばれていた。

キャラ表でヒロインの筆頭にいながら、シリーズ全体では空気・スルー気味のリシアンサス。
ギャルゲ―原作だから誰か一人のヒロインに決めないといけない、そんな固定観念の強さを感じるシリーズ構成のバランスの悪さに泣いたキャラだろう。

今回はオリジナルの第16話「キキョウ」を中心に構成。
裏シア=キキョウが、稟をデートに振り回すお話。
シアの部屋とかパースが変。
A.P.P.P.(アナザープッシュピン・プランニング)が制作協力。

双子だったキキョウがなぜ存在しないのか、なぜ望まれなかったのかの説明なし。
ネリネと同じ様に、もう一人の自分の想いに縛られるあまり、稟への気持ちに素直になれずにいたシアだが、吹っ切れて改めて稟への告白「好きです・・・」
でも「ゴメン・・・」ってのはないと思うよ、土見稟。

Navelストア
学園祭中止撤回運動も32%の署名では、約束の70%までかなり足りない。
前回の感想で「署名7割以上クリアは、神風吹かないと無理だろう。まっすぐ ゴー!で乗り切るのは難しい。金月のシナリオに注目したい」と書いた。
超展開でもなく、気恥ずかしいほどタイトル通りにストレートなシナリオを書いてきた。
作品コンセプトから逸脱する手法はとらなかったが、妖精の仕業でぼかしている辺りは気になる。

学園祭のキャッチコピー「友達から仲間へ」が、実は生徒の間に浸透していない現実。
前話からファッションのように流行り物扱いで、駅前のイベントと学園祭を同列に置いてみたりと、生徒たちの無関心さを強調しておいてからの展開は手馴れている。

古い時計塔の改修工事中に「大きな古時計」をバックに放送ジャック。
まなびのアナウンスだが、桃葉の企画・脚本だろう。
それにしても、今回も桃葉の放置プレイは見事に徹底している。
前回の放送ジャックは「超法規的処置」でお咎めなしとの事だか、園長の決裁だったか?

なぜか爆発した時計塔とともに生徒会室も大破。
しもじーが替わりの生徒会室の使用許可を取ったのは、廃墟の「櫻園寮」
演劇部員はじめ生徒会室改装以来、縁ある仲間が手伝いに集まり、「櫻園寮」は新生徒会室に生まれ変わる。
まなびたちが思う以上に仲間がいることを示して、76%の署名に成功する。
感動に隠して細かい説明は省く、少々ご都合主義な力技のシナリオだが良しとしよう。

園長、しもじー、食えないタイプの愛洸理事長のように大人の視点で青春を懐かしく見るか、いま学生生活を送る現役の若い人の視点で見るかで、この物語の眺めは少々違うと思うが、作品としてはどちらの視聴者も捉えて成功していると思う。

有望な若いキャストに活躍の場を与えている点は評価できる。
アーツイチ押しの藤田咲、最近力を入れているSME系列のミュージックレイン所属で今回は生徒のチョイ役だが、VVVのヒロイン役を好演している高垣彩陽、新番「神曲奏界ポリフォニカ」コーティカルテ役の戸松遥と、キャスティングに意欲を感じる。
ボイス&ハート所属の井上麻里奈といい、キャスティングにはスタチャだけではなくSONY色も強い。


がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 天宮 学美 (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
DVD第2巻でシナリオを見てしまった分、意外感は薄い。
ネタバレに注意して書いたつもりだが、私の記事を見て被害を受けた方がいたらゴメンナサイ。

真琴の登場は、オリジナルストーリーとしての意味は見出せたような気もする。
ともすればヒロインルートの結末で破綻しがちな、ゲーム原作アニメを構成する上で、各ルートの接着剤または核が重要。
このシリーズでは前半のヒロイン、そしてキーワード「家族」を意識するに重要な人物、真琴がエンドに向けて主人公に重要なナビゲートをした格好になる。

この近所のお姉さんの「沢渡真琴」紛らわしいので「真琴(大)」と仮称する。
キャラデで一目瞭然の通り、あの真琴が大きくなった姿。京アニ作品で例えると「みくる(大)」
書置きの便箋の絵柄は「狐とブドウ」で真琴のテーマ曲「The fox and the grapes」と同じ。
部屋の鍵にはキーホルダー代わりの鈴。
冷蔵庫には肉まん。
「まさか、な」と主人公に言われるように、狙ったシナリオ。

「真琴(大)」の登場を狐の恩返しとするも良し、タイムワープと考えるも良しだが、すべては夢の中、ある想いが結んだ長い夢の中の出来事なのかもしれない。
後日訪れたその部屋に、誰も住んでいなかったとしても不思議ではない。

あゆの物語のラストに向け、名雪を放置しているかに見える祐一だが、真琴(大)の言うとおり「約束」あゆとの約束を果たさなくては先に進むことが出来ない。
それが出来たから、後半で名雪と次の約束をすることが出来たのだろう。
雪の降り止んだ朝、再び森へ出かける祐一の足取りはしっかりしている。
LiaのLast regretアレンジバージョンに乗せてあゆの回想シーン。

そして夕日に照らされて、あゆの物語のフィナーレ。
あゆの最後のお願い。
「ボクのこと、忘れないで下さい」と対になる「ボクのこと、忘れて下さい」
祐一に却下され、改めて口に出した願いは風にかき消されて聞こえない。
「ボクの最後のお願いは・・・」

名雪を支えたのは親友の香里。
何も出来て無いようだけれど、北川がきちんと存在感を出している。香里といることに意味がある。
今回まったく登場しないで、一番の存在感を出していたのが栞。
死ぬであろう事を前提に扱われているキャラ。
「自分は大丈夫だから、水瀬さんのところに行ってあげて」
祐一とは恋とはいえない、兄妹のような儚い想い。絵に出なくても、きっと最後まで笑っているであろうと思わせる栞の強さが伝わってくる。
香里の励ましの強さの半分は、栞の後押しの効果だと思う。
最終話予告ナレーションを栞がやっていたから、何らかの結末は見せるのだろう。

あゆ消失。
祐一にとって3度目の消失。
1度目は記憶を消し去るほどの破壊力で、幼い心を押しつぶした。
2度目はつい先日。
この3度目の消失は、祐一にとってどのような意味を持つのか?
長い夢から目覚める時が訪れたのかもしれない。「奇跡の代償」と引き換えに。

最後にベンチに座る祐一の前に、名雪が復活してくるとは予想しなかった。
喪失感に包まれたままで家に帰る気力すらなかった祐一がいるのは、駅前のベンチ。あゆとの待ち合わせの場所。
それは名雪との再会の場所でもある。「朝影」のアレンジバージョン。
あの母にしてこの娘ありと思わせる、「おあいこだよ」で許す出来事の数々。
そして「私、強くなるよ」「ふぁいとっ、だよ?」と先を目指す力強さ。
メインヒロインの中で唯一、現実を生きる名雪の輝きが取り戻せた瞬間。
だからこそ祐一とは結ばれない結末で惜しくない。

最終話は雪の季節が終わり「春が来たころ」でしょうか。
放送時期にドンピシャの卒業式の頃でしょう。そうするとアレが見られそうですね。笑顔の二人。
秋子さんは、栞はどうなっているでしょうか。
長い夢の果てに、あゆの最後のお願いは?

石原監督インタビュー記事要約
以下反転
-ラストにはどんなドラマが?
・ラストへ至るまでの過程はちょっといじっている(筆者注:今話のことか?)
・原作知らない人にも、さすが「元祖・泣きゲー」と言わせる結末
・最終話Bパート明けから少し行った辺りが好き
・最終話見るとあゆが走っているエンディングの印象が変わる


Kanon アイテム

追記するほどでもないが、書き忘れ。
幼い頃、祐一は怪我をした子狐を拾ったが、今度は真琴(大)に拾われた。「昔のまま、あの頃と何も変わっていない」と言う祐一。
大人と子供の関係に投影して、この関係を祐一とあゆ再会の場面に相似形で描いている。真琴(大)のアドバイスが有効だったという事。
ソウジロウを倒し、たるろってを容赦なく踏みしだくカズヤを見ると「動物虐待反対!」と叫びたくなるのは自然の摂理。
今回はもっちー(望月久代)頑張っている。

ソウジロウはカズヤと戦うため、機動風紀の大神ジンに協力を仰ぐ。
元々はソウジロウは機動風紀のメンバー。たるろってを保護した事で裏切り者として追われたわけか。
事が終わったら機動風紀に戻る約束で、ジンは協力することに。
この辺の少年マンガ的な「友情・努力」をおろそかにしないところが、介錯ワールドの底深さか。
それに加え美少年と薔薇、美少女と百合で広いファンを惹き付けるのだろう。

絶対天使ハーレムのカズヤは「風呂はいい・・・」と、ご満悦。
一方の京四郎は壊れたメガネ(伊達メガネだったのか?)投げ捨て、覚悟を決めた様子。

趣味の悪い集団結婚式風の合体儀式の準備が進む中、ひみこはソウジロウと合流。
前話で大神ジンは役に立たないだろうと書いたが、撤回。
連合軍の一員として、敵前衛の鋼鉄天使に対し奮闘するが壊滅か?
そして京四郎も合流。

装置に入る前にせつなが空に手渡した、白馬のブローチ。
京四郎の危機に反応したせつなはカズヤに封じ込められてしまったが、京四郎の叫びに振り向く空。
エンディング曲がフェードインする。
引きからエンディングへの繋がりが滑らかなのは、このシリーズの美点。

スタジオ・ファンタジアの制作協力回。
元請のティー・エヌ・ケーといい、中小スタジオが必死で制作している感じだが、各話ともそんなに悪い出来ではない。

京四郎と永遠の空 グッズ
京四郎と永遠の空 第1巻 (初回限定生産)
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4/25発売予定
TV未放映(せつな&京四郎が空と出会う前の「エンゲージ」)エピソード収録
第2話のオーディオコメンタリーは川澄綾子、下屋則子、間島淳司「神無月の巫女」からスライド組
京四郎と永遠の空 ドラマCD「天使円舞曲」 2007/4/25発売予定
ビアトリス消失の絢子。
これから銀のマリア、ヨハン、鷹栖正樹と重要なキャラが絡む見せ場の手前だが、盛さがっているのは気のせいか、脚本のせいか?
逸美の嫉妬からか、絢子と護のドイツ行きを反対して尺を伸ばしただけに見える脚本。
ラストで絢子への誤解を解き自己解決する、マッチポンプのいらん子状態が逸美のポジションになってしまっている。

主人公はヘタレがお約束なので、こんなものかと思うが、脇のキャラが立たないのでじれったい。
思わせぶりな表情を振りまくだけの摩耶を筆頭として、賑やかし組の生徒会メンバー。
エメレンツィアも聞分けの良い子になってしまっている。

アニメオリジナルキャラの我孫子も、立ち位置が中途半端。
その我孫子と逸美が図らずも組んだ形になり、鷹栖邸に侵入。
鉢合わせた別の侵入者一味は、結局何者だったのか?

キレの悪いもっさりとしたシナリオは、シリーズ構成も務める岡田麿里。
原作がどのように描いているのかわからないが、ちょっと今回は、どうかと思うんだが。

「護くんに女神の祝福を!」オリジナルサウンドトラック
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