アニメとゲームのレビューBlog
お知らせ
2007/10/27
過去記事も含め、新サイトに移転しています。
http://blog.crosschannel.jp/
今後とも新サイトをよろしくお願い致します。

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ネリネの話もプリムラ編をやらないうちは、卵焼きとパンツしか無いのかと、今回のシリーズで再認識させられる。そうなると、後編にリコリスとの過去話から一気に片付ける事になりそうだ。
前編では親衛隊の面々が、これでもか!と登場するので、誰の話かわからなくなってくる。

Aパートは、ネリネのお弁当奮闘記で、ピクニック重箱一杯の卵焼きの話。それとネリネの魔法で粉砕されるキモオタ親衛隊が彩る?
Bパートは楓の風邪事件に絡めて、家事苦手ドジッ娘のパンツ要員のネリネのお茶目な姿から、シリアスに移って海水浴シアx稟漂流事件、シアx稟婚約騒動で胸をいためるネリネ。
魔王を通して稟に頼んだネリネのデート。改めて好きな気持ちを告白するネリネ。これで吹っ切れたんだっけな?原作忘れました。

WOWOWでは途中からR-15指定になったのだが、何でだっけ?
パンツはOKだとして、グロは無いから乳首がNGだったのだろうか。
今回のシリーズでは、その辺はカットされるだろうけれど。

やはり今回もグロス請けのスタジオの個性がまばらに出ていて気持ちが悪い。
クレジットではOLM TEAM IWASA、マジックバス、AICスピリッツの3社が確認できた。
Bパート中心にネリネ(CV:永見はるか)の新録ナレーション。

最大の見どころはDVD導入編、芙蓉楓編のCMだろう。
まだ後編を放送していないというのに、画はひたすらシリアスな黒楓様。そこに妙に遠慮がちながらも少し明るい後藤邑子のナレーションと大変シュールな出来栄え。
こんなCM見たら、良い子が怖がるではないか(苦笑)

SHUFFLE! MEMORIES 導入編
SHUFFLE! MEMORIES 芙蓉楓編
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キャラの表情作りがエヴァとかハルヒとか舞乙のような印象を与えてくれた芽生の過去話、お当番回。学園祭に向けて走っているベースのシナリオに織り込んでいるから、前話からの連携にも無理がない。

何でもかんでも「まっすぐでゴー!」って言ってお気楽解決の構成はとらずに、キャラのネガティブな部分と過去の出来事をきちんと掘り下げてきた。
責任感と潔癖症ゆえか小学校時代にクラス委員を押し付けられ、頑張った挙げ句に協力も得られず挫折、それを心の傷としてもち続けている芽生の設定は、いかにもありそうで感情移入がしやすい。
ツンデレと言うよりは、過去の傷に臆病になっている芽生の性格形成の理由としてはわかりやすい。これで今までの芽生の仕切り具合や整頓上手なところが説明された形。

同時にこの時代には、選ばれて他人のために何かをするって事は損なんだと時代背景の説明をしている。近未来の話とは言え、制作している現代の空気を反映している。
その無気力な学園生活がどのように変わってゆくのか、各キャラのフィーチャー回を挿入しながら、学園祭成功までの紆余曲折と共に描いて行くのだろう。

芽生が学園祭のプロモCG制作の中心になるのだが、皆が芽生に頼り押し付けるかのような受け取り方をして、トラウマに動揺する芽生。
ラーメン屋での芽生表情の演出には、前回までののんびりさを断ち切るようで驚かされる。
ただ演技がハルヒを思わせるのは仕方ないか。しばらくは変わらないだろう。

Bパート後半にヤケにファンタジックな画面演出をするのは ufotable の作法なのだろうか。
前話ほどでもないが、芽生が空間転移か生霊かのような絵コンテは古臭く感じる。
若しくは演出の過剰。
引きこもった芽生がリモートでプロモ完成させたようだが、生徒総会での上映本番にフリーズ。
講堂のドアを力強く開けて芽生の復活登場の光景は、まなびの生徒会長立候補の時に見た構図だが、意図した演出か?
最後は「人たらし」まなび式の面目躍如といった感じで、芽生の生徒会(執行部)入会でまとめた。
尺のせいか、やや駆け足な展開。

動画と日常の細かな演出の出来は良い。
最初はコンセプトを見損なっていて、高校生という設定の小学生ロリぷにキャラのパンツアニメ(テレ東だから見えないが)と思っていたが、ストレートな構成が意外だった。次回、控えめな演出に期待。(パンツアニメってのは卑下誹謗の表現ではない)
A Happy Life

林原めぐみ A Happy Life


15才以下限定スク水
・「瀬戸の花嫁」 4月開始決定
瀬戸燦:桃井はるこ・・・avex らしいキャスティング。
監督:岸誠二、シリーズ構成:上江洲誠、音響監督:飯田里樹
制作スタッフには期待しております。

・「怪物王女」 4月 TBS系
姫:川澄綾子x村令裡:能登麻美子に期待、えっ!見どころが違う?

・「この青空に約束を―
マーベラス製作のようだが、制作スタジオがどこか不安でもある。
またアートランド?
キャスティングがラムズとかランティスっぽい気もして、こちらも不安。
(追記:マーベラスだとネルケかも)

・「ななついろ★ドロップス」 7月
メディアワークスのPS2「ななついろ★ドロップス Pure!!」からキャスティング変更がないことを祈ろう。秋姫すもも:結本ミチル

・「sola」4月? U局系
バンダイビジュアル製作。童夢を使うのではないだろうな・・・

・「風の聖痕」 4月 アニメ魂枠
キャラクターデザイン:新田靖成に期待。

瀬戸の花嫁 8
怪物王女 1 (1)
ななついろ☆ドロップス
風の聖痕
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介錯ファンではなかったから、初回からのネタ臭ふんぷんぶりに警戒していたが、このまま中折れしないで進めば面白い作品だと思う。
作画では、特にAパートの空がキャラデザの藤井まきプラスアルファで良い表情をしていたが、エンディングロール見たら東京キッズのグロス回でしたね。
作画監督:小林多加志、原画に屋幸秀とか。
東京キッズなら内部の体制は整っているし、現在は元請制作もないと思うので余裕はあるのかな?
グロスに出ると失望する作画が多いけど、今回は出来が良かった。

空の妄想演出と一人語りはこの作品の味だと思えば、気に障ることも少なくなってきた。
ブラコンのように見える京四郎の兄の秘密が語られたが、絶対天使の研究中に暴走した施設から被害を防ぐために犠牲になったようだ。
そしてソウジロウが京四郎のもう一人の兄。たるろってを連れて逃げたと京四郎は言うが、ソウジロウに言わせると「絶対天使は悲しく儚い存在」
京四郎の言う「絶対天使は唯の一体もこの世に残さない」
では、せつなを盾として使う矛盾は?
ひみこからかおんを取り上げて?新たに調教刻印したミカと京四郎に違いはあるのか?

絶対天使を利用する3派の思惑が浮き彫りになってきつつ、空の力の発動もありシナリオが動いてきた。

クロス*ハート
クロス*ハート
閉所恐怖症の打楽器の女王、真澄ちゃん登場。
女王というかオカマちゃん?
山形の野原を駆け回るのはハイジのパロか?そして千秋を見つめる描写は冬ソナ?

オケ用に作曲する千秋、これは今後の展開の原点だろうか。
のだめの演技も馴染んできて、下品ギリギリ一歩手前を演じきる川澄綾子の安心感。

そんなのだめを嫉妬に駆られた真澄ちゃんのバケツ落ちと不幸の手紙が襲う。
バナナの皮に爆竹、黒板消し落としなど定番嫌がらせの数々。
のだめ自ら囮になり、例の中華屋の息子峰が犯人を捕らえる。

千秋を取り合う二人の勝負は、クリスマスイブにデートを約束した方の勝ち。
のだめは食事に誘うものの千秋は作曲に夢中。
しかし留学したライバルの活躍を聞いて落ち込む千秋。

真澄はコンサートのプラチナチケットを用意し峰に千秋への紹介を頼む。
そして練習を見に来た千秋。その前で舞い上がった真澄。
ただ千秋の胸にはオーケストラ指揮への想いがあらためて湧き上がったようだ。

のだめも真澄も千秋から拒否されて、峰の中華料理店で泣き崩れることに。
オケもクビになった真澄は一人ではティンパニーを続ける意味がない。
そんな時にのだめが「3人でアンサンブルやってみませんか?」

最近千秋の前にも姿を見せないのだめ。
千秋の作曲を一度聞いただけののだめが、皆でジャズアレンジで練習していたというオチ。
そこへ千秋が参加。
結局クリスマスイブの晩は練習。
だんだんとオーケストラメンバーが集まりだしたか。

名なし学生役で大浦冬華と沢城みゆき。

のだめカンタービレおすすめ

サブタイに日付が入っているのが正しいようだが、インド人とは?
演出は実写や黒板ネタで新房xシャフトっぽい。
オープニングの出来は非凡だが、シナリオはその1日をゆのの起床から描いてゆく作法で平凡。
4コマ的なフォーマットで30分作り続けるのだろう。
ただ、1エピソードで尺を埋めるほどのボリュームはないので、小ネタをつなぎつつ作るから最後のオチに燃焼感がない。

季節は梅雨時、ヒロの髪がメデューサのようにうねっているのは何かの暗号か。
吉野屋先生もモデル、いや単にコスプレではないか。でもそれが吉野屋先生。
沙英とのお手のやり取りから、校長の顔真似をしてでもおにぎりをもらおうとする宮子の執念にはクスリとさせられる。
作り置きの豆腐の味噌汁が傷んでいて「豆腐は足が速いから」ネタには爆笑。

宮子の部屋の雨漏り、ゆのの部屋の以前の住人の秘密「紫の蛇にだけは気をつけなさい」
結局タライが落ちてくるのか!
タライが落ちてくることはないって新房監督言ってなかったっけ?
ところでインド人は?

絵コンテ佐伯昭志、まだガイナックスにいるのかな?
今まで気が付かなかったけどカラクのグロスは今回だけ?銀盤カレイドスコープの悪夢再来が無いことを祈ろう。
スポンサーバックは今井神のイラスト。

ひだまりスケッチ 2 限定版
プロイセンの魔王ヨハンが去った後の、学園に戻ったいつもの日々。
今回はエクセレントというかエキセントリックな美意識の持ち主、汐音副会長のお話。

汐音が奇抜なヘアスタイルを突然やめ、ストレートヘアにしたある日の朝。
それをネタに生徒会は対策本部を設置し、言いたい放題。
チワワの死に悲しむあまり、宇宙からの電波を感じるアンテナ、ベアトリーチェ打倒の願掛け、何者かからの脅迫、そして絢子の「恋よ!」

仕舞いには絢子と兄である生徒会長が汐音を縛り上げてから、部屋をガサ入れ。
古いアルバムに写る兄の彼女たちはストレートロングヘア。
家同士で付き合いのあった幼い絢子と総理大臣の祖父もアルバムにある。
朝のテレビの占いのせいでストレートにしたと汐音は言うが、照れ隠しか?
ここで汐音のブラコンと、それに気づかずにストレートロングの絢子を気にしていた生徒会長の構図が一気に描かれる。

まあ、間違ってもドロドロの三角関係なんて起こらないだろうが、ヨハンのことも含めて護の知らない絢子の事が徐々に明かされる展開になるのだろうか。
それにしてもストレートヘアの汐音も可愛かったと思う。本人は普通じゃないって感じてる設定だが。
シリアスよりは、伏線も張りつつこんなおふざけ回とか、ベタベタイチャイチャシナリオが心地良い作品。
ヨハンのシリアス話とか護の成長物語は似合わない。

そして、また護の知らない絢子の過去を握る祖父が帰国。
次回予告のナレーションは若本さん(若本則夫)
祖父の役は若本さんか。子安のヨハンといい妙にツボをついたキャスティング。

護くんに女神の祝福を!関連アイテム
TVアニメも1クール終了。
準にゃんファンにとっては長大なエピローグ後の本編「渡良瀬準の華麗なる一日」が発売された。
特典としてPS2版の「はぴねす!でらっくす」が付録になっている。
公正取引委員会的に言い換えると、PS2ゲーム「はぴねす!でらっくす」の初回版特典として「渡良瀬準の華麗なる一日」がついてくる。

オープニング、エンディングともTV版と同じ。
PC版「はぴねす!りらっくす」の準シナリオに準拠するかと思ったが、魔法使いネタは借用してオリジナルに仕上げてきた。1話分の尺だから欲張ったことはせず、準にゃん以外のサブヒロインも最小限の登場で、あくまで準にゃんの引き立て役。

TVアニメじゃないから準にゃんの胸や裸体、ランジェリー着用中の姿を見せてもかまわないのではないかと思うのだが、PS2の添付品というところがネックか。
冒頭のシャワーシーンから着替えにも自主規制。
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ヒロインの準にゃん、雄真、すももの登校風景。
校内では杏璃の魔法失敗、上条兄の風神雷神、小雪先輩の占い失敗で結界崩壊、伊吹のビサイム使った魔法がそれぞれ同時進行。
その伊吹の魔法が準にゃん直撃。魔法の効果か準にゃん女に。
トイレに駆け込み股間を覗き込む準にゃん。神に感謝。
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女になった噂は校内を駆け巡り、「おあしす」では音羽さんから「準ちゃんみたいな子がお嫁さんに来てくれたらサイコー!」「今度いっしょにお風呂に入りましょ!」

しかし魔法が複合した効果か、女子よりも女子らしい女子として男子全員を釘付け。
ハチも上条兄もキスを迫るわ、教師も追いかけるわで校内大混乱。
でも雄真が反応しないのはなぜ?一応伏線。

鈴莉さんのところに逃げ込んで、女のままでいたい準にゃんも諭されて「私、普通の男の子に戻ります!」宣言。
その方法は体に宿った魔法の力を自ら使って開放すること。
一度きりの魔法使い「まじかる☆準にゃん」の誕生。
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魔法服は昔、鈴莉さんが着ていたもの。
そのたった一度の魔法で呪文詠唱「みんな、幸せになれ!」とコンセプトどおりに締め。
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魔法を解いて男の子になった?いや設定がどうであれ、変わらずの美少女?
ただ、女になって力を失っていた必殺技「パトリオットミサイルキック」は復活した。

なんで雄真にだけ効果がなかったか、疑問に答えてくれています。
オチで杏璃「何で雄真だけ正気だったの?」
答えは伏せておきましょう。知ってもストーリーに影響は与えませんし、萌えないし(笑)
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前述のとおりPC版にネタ元があったとはいえ、無理なく構成できており、シナリオも力が変に入っていなくて楽しめた。作画は許容レベル。
アニメ第二期が期待されるところではあるが、アートランドの丸投げ制作でない事が条件。別に今のグロス請けのサンシャイン・コーポレーションが悪いってわけではない。
子会社救済も大事だが、ちょっとマーベラスには考え直して欲しい。

いっそ企画ごとスピンアウトして「魔法少女まじかる☆準にゃん」で再構成してくれれば言うことなし。
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はぴねす!関連アイテム
はぴねす! でらっくす 初回限定版「渡良瀬準の華麗なる一日」付き
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「無言歌」とは何ぞや?と調べてみると、主にメンデルスゾーンのピアノソロの作品集が解説されているが、「歌曲」ではないと考えておけば良いだろうか。
絵的には会話の無い美坂姉妹のことを指し、深読みするならば美坂姉妹が交わることなく単独でストーリーを奏でる、現在の栞シナリオを意味しているのだろう。

姉の香里は「私は栞なんて子、知らないわ」と言い放つ。
それでも、ひとり自室に入ったあとにドアに寄りかかり座り込む演出に苦悩は滲ませているし、前回の引きの溢れるような苦悩の涙と、今回のアバンの祐一の回想で事情説明されているから、嫌な女にならずに済んでいる。
強気を装う裏で、現実を前にどう立ち向かうか為すすべがない弱い存在、自分の気持ちに不器用で生きるのが下手な姉を演じている。

授業で居眠りする名雪の日常の光景。一方で中庭に栞が来ない非日常の日、香里も欠席。
美坂家で何かあった事は容易に想像できるが、その理由はまだ明かさない。
物見の丘で「落とし物なら一緒に探してやる事も出来る。魔物相手なら一緒に戦う事が出来る。でも栞は・・・」「なあ真琴、お前なら・・・」そう来たか、祐一。

日も落ちた公園になぜか栞。
「もう少し時間があれば、もっともっと祐一さんのこと好きになってたかもしれません」
好き?恋愛感情にしては唐突なアニメ版の演出だと思ったが「私のお兄ちゃんみたいに」
そうか、脚本をそう振ってきたのか。
自ら寿命のことを知っている栞の「最後まで笑っていようとする強さ」で無理に押し込めていた恋愛感情を表わすのに「お兄ちゃん」は良い表現だろう。もし想いが叶わなくても、これなら誰も傷つかない。

短いと思っている自分の人生を、一生懸命に、でも時には自分の気持ちを誤魔化しながら生きている栞を、このシーンで語り終えたかのような気がする。香里との対比でなお際立つ。
そして「(奇跡は)起きないから奇跡って言うんですよ」
栞が栞である理由が凝縮された名句。

残りの日々を登校してきた制服の栞。
昼休みの教室で名雪の真似をする北川と「ちょっと急用が出来たから」と名雪を押しやって出てゆく祐一を「外道!」と罵倒したいところを我慢、我慢・・・
この先は栞デートスペシャル。
辛いものの名前に反応する栞の表情変化が可愛らしく描けている。

栞の物語の佳境に近づいても、他のヒロインたちの出番が減るという事も無く、あゆと名雪の話が動いている、特に今回は、あゆが祐一と絡むシーンが増えている。
香里と会って帰宅した祐一を気遣うあゆ。
祐一を風呂に呼びに来たあゆ。
遂に祐一がその話題に触れた「お前、風呂に入ったあともカチューシャしてるんだな」
「大切な人にもらったものだから・・・」
あゆの赤いカチューシャ、大切な人って誰だ?

秋子さんの風邪事件で、名雪はメインシナリオの裏に引っ込んだ状態が続いている。
時折何かを思う、淋しげで暗い表情を垣間見せるのが伏線だろう。
この先の構成が読めなくなってきました。以下ネタバレ気味なので反転します。

元は奇跡の話だから、あゆで締め括るのが本命だろうが、舞が助かった状況からして(奇跡の演出を)排除するのかもしれない。まして「奇跡は起きないから奇跡って言うんですよ」の栞の救済に、その力は使わないのではないか、自分と自分に関わった皆のために使えばと思う。
あゆの物語の動きが早い気もするので、ヒロイン中いちばんの普通人である名雪と秋子さんの家族愛をメインにオールキャストで大団円で締めるのが自然かなあ。

第19話「ふれあいの練習曲~étude~」
第20話「別れの夜想曲~nocturn~」
第21話「君のいない輪舞曲~ronde~」
サブタイ見ても、なかなか想像できませんけれど。


夜景描写の多い今回も、星の煌き、街灯を映す川の流れなど光と影のコントラストの演出は秀逸。
降る雪もその降り方に強弱がつけられているが、キャラ前方も後方も降る雪全てがアウトフォーカスなのは不自然な感じがする。幻想的な演出と言い換える事も出来るけれど。

次回第18回「消え去りゆく緩徐楽章~adagio~」
2月1日深夜放送。
ゲーム原作の設定で、栞の誕生日だ!
果たして栞の運命は?
放送日と誕生日にシナリオを揃えて来るとは、ホントにつくづくこだわっていると思うよ、彼らは。

DVD第2巻のパッケージは香里が表紙。当然裏側には栞が描かれているに違いない。
栞編終了(多分)の直後、2/7に発売とは狙い済ましたタイミング。
第1巻は名雪とあゆが表裏だったから、第3巻は舞と佐祐理、その次に真琴と美汐とか組み合わせるのかな。あれ?秋子さんはどうしよう・・・
(2007/2/5追記)第3巻の表は真琴でした。

追記:ヒロインプロフィール(原作設定)
あゆ:1月7日生・AB型・154cm41kg・B80W52H79cm(大きすぎないか?)
名雪:12月23日生・B型・164cm47kg・B83W57H82cm
真琴:1月6日生・血液型不明・159cm46kg・B81W55H79cm
舞:1月29日生・O型・167cm49kg・B89W58H86cm
栞:2月1日生・AB型・157cm43kg・B79W53H80cm
サブヒロインは設定なしだが、秋子さんはきっと秋生まれだろう。

Kanon アイテム
夏休み前日の美里家の風景。翌日7月20日は優にとって父の命日。
まほろにとっては命令に従ったとは言え、捕らわれた上官を敵と共に射殺した忌まわしき記念日だが、その美里指令の息子は真実を知らない。

手持ち無沙汰な午後、睡魔に襲われるまほろさん。なぜか頭からひよこが出現するのだが、これが初出。なぜなのか?この種明かしはアニメではなかったと記憶している(原作コミックにはある)
まほろさんの生真面目さとハズレ加減のギャップが微笑ましい。

式条先生の夕食時を狙った家庭訪問は定番ネタ。
まほろさんとの鞘当ても激しさを増す。前回は式条先生優勢ながら、巨乳アッパーカットでまほろさんの逆転勝ち。
まほろさんもかなり言い返すようになってきて、川澄綾子の演技も硬軟取り混ぜてなかなか。
今回は舞台を銭湯に移しての勝負。

「さくら湯」は、とりおまてぃっくの佐倉深雪の実家。姉妹4人の長女でサバサバしたしっかりものだが、密かに優の事が好きなんだな。
風呂上りに自宅に呼ばれた優と、縁側でスイカの皿をはさんで微妙な間合いで座る深雪。
深雪「優は・・・さ、夏休み嫌いだろう」
優「今年の夏はちょっと違うかな」
この頃は深雪と優がくっつけばいいなと思ったりもしました。

そんな事とは関係なく、銭湯のサウナルームでは巨乳対貧乳の勝負。
耐火耐熱使用のまほろさんとは勝負にならず、式条先生は燃え尽きた灰のようになっていました(あしたのジョーのパロ)

毎年父の命日には、優が墓参する前に「桔梗の人」と想像で呼ぶ人が掃除と墓参りを済ませていた。まほろさんと来た今年は「桔梗の人」は来ていなかった。
そのまほろさんが選んだ花は桔梗。
まほろさんの回想は、美里指令の葬儀と泣く幼い男の子。
戦闘用から美里家のメイドへと任務を替えた理由が明らかにされる。
まほろさんの機能停止まで、あと365日。

劇伴は増田俊郎、最近では「おとぎ銃士赤ずきん」も彼の仕事。
今回も家事をするまほろさんに鼻歌・小唄を歌わせる。
赤ずきんに「じゅーすぃーじゅーすぃー」って唄わせているのは彼の仕業ではないかと睨んでいる。

リメイクしないかな。ガイナックスxシャフト以外で。
第二期最終話「ナジェーナ」は「これが現実、大人って事はそういうことさ」とでも言うかのような締め方で、決して悪いとは思わないけれども、シリーズ全体見渡してみるとラストは異質。
コミック版準拠で再構成した作品が見たいと思う。
キャラデ池田和美ってのも面白いが、やはり高村和宏で。

まほろまてぃっくストア
メイドコスチューム
納豆ダイエット捏造問題で大きく報道されているが、ちょっと思うことをいくつか。
関西テレビ制作の「発掘!あるある大事典2」、実際は日本テレワークがグロス請け。
そこから中小のプロダクション9社が持ち回りで制作していた。
番組1本あたりの制作期間は企画から2ヶ月弱。その期間で取材と実証実験からV編やら一切合財行わなくてはならない。
成果が出ずに追い込まれて、取材相手のインタビューを「超意訳」したりする事は珍しくないらしい。この辺の事情は朝日新聞に掲載されたコラムに拠る。

何でこんな事を書いているかというと、アニメ制作プロダクションの構造問題と同じではないのだろうかということ。テレビ番組制作の視点からはオーバーラップする業界だから問題点も同じなのだろう。
元請が納期と品質のチェックをきちんと出来ていれば良いのだが、丸投げ任せっぱなしではいつでも起こり得る問題。
それとは別にアニメ業界には収益構造の問題。
製作会社自らがスポンサーとなって深夜枠でテレビ放送(投資)
DVD販売と二次使用でトントンかプラス(回収)

二次使用は一昔前のおもちゃ、食品スポンサーが弱体化。少子化の影響が顕著。
あまりこちらで稼げるとも思えない。
いきおい回収対象は青年・成年層へ向かう。

製作会社は収益拡大しようと、制作プロダクションへの投資をギリギリに削って品質低下、MUSASHI・キャベツ化。
投資回収のために中身の薄い複数クールで話数アップ、DVD一層2話収録で巻数アップ、初回特典山盛りで販売単価アップ(1本1万円弱とは正気の沙汰ではない)
大きい箱で5千円以上のチケット売ってイベント開催。キャラソン・ドラマCDの乱発。
これ以上搾り取られてはオタクもたまらない。収入もそれほど多くない若年層はついてゆけないだろう。
パチンコ・サラ金の負の連鎖とは一線を画すが、趣味のカテゴリーで考えると嫌な相似形に見える。
趣味として楽しめる範囲で賢く関わることが消費者の自衛につながる。

このビジネスモデルに限界があることは業界関係者は薄々承知のはずだが、自転車操業の制作プロは言い出すことが出来ないし、製作会社の進軍ラッパが鳴り止む気配はない。
しかし最近の上場製作会社の業績不振が明白になってきた事も事実。
行政も展示会・フェアへのてこ入れも結構だが、優良なコンテンツは一日に出来るものではないと、この構造問題へのバックアップを考えたほうが良い。
この構造問題を考えると元凶は手塚に行きつくと思うのだが、本題でないのでこれ以上は触れないでおく。
日本のアニメは、ジブリや手塚アニメだけではないのだから。
誰が言ってたっけ?日本が誇る文化は「わび・さび・もえ」だって。


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また「あるある大事典」にダマされた。
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昨年から番組内容に警鐘を鳴らしていた、三才ブックス快心のヒット

日本の萌え
我ながら気が早い。
今期新番組の視聴にゆとりがある(淋しいともいえる)から、春の新番組の期待度などを幾つか書いてみる。
列挙しただけで13本か。何とかなる本数。
「神曲奏界ポリフォニカ」 「sola」 「ななついろ★ドロップス」 「桃華月憚」 に期待。

・「一騎当千 Dragon Destiny」 2/26 AT-X
一騎当千シリーズの新作。「女子高生」のジェンコ/アームスに、りんしん監督。方向性が自ずと見え、エロ必然。脚本は吉岡たかを。

・「ひとひら」 3/28 AT-X
学園演劇部ものXEBEC M2の制作、「ぺとぺとさん」以来。インターチャネルが出資しているが、ホロンによる買収後の方向性が固まってきたのか?アニメ方面は撤退する事はなさそうだが、ギャルゲ―は?

・「神曲奏界ポリフォニカ」 4月 テレ東系
監督:下田正美は個人的には久しぶり。築地俊彦も脚本書くらしい。制作は銀河屋だから1クールだろう。

・「魔法少女リリカルなのはStrikerS」 4月 U局系
新キャストは不明。詳細は放送日直前のリリカルパーティーで発表か?メガマガか?
魔法少女モノは15歳以下キャラでないとダメだと思うが、激しく不安。スターシステムだと思えば良いのか?

・「ながされて藍蘭島」 4月
スタチャ・GANSIS・feel.でおとボクと同じ制作だが、スタッフは別。細田直人のキャラデ。無人島ハーレムものかな?

・「ハヤテのごとく!」 4月?
まだ詳しい情報が出ていない。ナレーションが若本さん?

・「鉄子の旅」 4月? ファミリー劇場

・「かみちゃまかりん」 4月?
「なかよし」で連載中のコゲどんぼ作品。
ブロッコリー製作、サテライト制作、キャラデ篠原健二、シリーズ構成・脚本は柿原優子。ギャラクシーエンジェる~んから監督が代わりスライドした感じのスタッフ。大丈夫か、サテライトで・・・

・「桃華月憚」 4月?
ヤミ帽スタッフが手がける、PCゲーム原作作品。キャラデが西田亜沙子だから、練り餡(CARNELIAN)ファンを失望させないと思うが。

・「sola」 4月?
大きな期待半分、大きな不安半分。春新番最大の問題作になるか?
シナリオには期待している。

・「らき☆すた」 4月?
4コマ原作を角川&京アニがどのように料理するか?
当然、スタチャ&新房&シャフトとは違った切り口だろう。

・「瀬戸の花嫁」 4月?
GONZOの経営問題と関係あるのか?放送開始が発表されていない。GONZOフェスタで発表か?遅くないか?

・「ななついろ★ドロップス」 春かな?
スタジオバルセロナ制作。夏の新番でも良いから焦らずに仕上げて欲しいところだが、スポンサーの立場は、また別の見方だからどうだろうか。

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再構成したからって面白味が増すわけでもないから、多分最終回の新作回への導入編だと考えると判りやすい。第1話の導入編は、さらにその導入編というわけ。

一応第1話で各キャラの性格やポジショニングは説明しているが、それがあっても判りにくいことには変わりない。オリジナルを見ていない人には特にそうだろう。
画と音響はそのままでキャラ別に仕立て直したから、構成とか伏線なんか滅茶苦茶だから。
楓と稟の家にいるロリっ娘は誰なんだ?と素直に思う。

まあそんな訳で楓と稟との付き合いが古い亜沙先輩の出番。
亜沙先輩とカレハはいずれも鈴平原画だが、平山英嗣のキャラデはカレハの方が良く仕上がっているような気がするのは贔屓目か。
オープニングは新規描き下ろしで昔の話。
Aパートは、亜沙先輩に告白した男子のネタ、Bパートはプリムラの変調と亜沙の体調の秘密、そしてプリムラのために魔界行きをヤケに煽る亜沙先輩。

ストーリー的には何のことかさっぱり。
作画は何話もつないでいるから、制作スタジオの違いによりキャラの表情が千差万別。
Aパートの稟とBパートの稟は別人ではないか。
制作協力はAICスピリッツとXEBECがクレジットされていたが、原画はそれ以上の数になる。
見どころはそのくらいか。
次回予告は用意されていない。

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SHUFFLE! オリジナルドラマシリーズFILE.04 亜沙
SHUFFLE! (時雨亜沙編)
SHUFFLE!アニメコンプリートアルバム
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3話にして目指す方向は凡そ理解できるようになって来たものの、オープニングアニメーションには慣れないでいる。
アウトフォーカスの細かな反復と、カラースプレーを用いたクレジットでファッショナブルな作りだが、本編の内容にそぐわない感じがする。
全体では、かみちゅ!の設定でロリぷにキャラが動くようにも見えるが、気のせいだろう。

リニューアルなった聖桜学園生徒会主催で、近隣の学校との対抗ドッヂボール大会。
その後の懇親会での空回り気味なまなびと、落ち着いた雰囲気を醸し出す愛光学園生徒会長の角沢多佳子のギャップ。
近づく学園祭の議題にも発言せずに、軒先貸して母屋を取られた様子で消化不良気味のまなびを描くがAパートの引きが中途半端な印象。
また、画は良く動いているんだけれど、ドッヂボールのギャグとか、その後の懇親会やラーメン屋など緩急と間が悪く、絵コンテがテンポに乗っていない。

Bパートでは、まなびたちが愛光学園生徒会へ表敬訪問。
みかん(光香)がたかちゃん(多佳子)にいきなりデレてるのは、恋ですか?
ロリだけではなく百合も提供していただけるのでしょうか。
たかちゃんが言い澱んでいたのは、完璧に見える自分の生徒会と比べて、手探りで作り上げる自由な聖桜の可能性が羨ましかったのか。
まなび自ら気付く事を願って語らなかったと解釈しておく。

今回は校歌斉唱も演説もなかったが、深夜の学校で白いキャンバスを飛び回るまなび、花火の演出は尺も含めてオーバーだと思うが、クレイアニメと同じで Ufotable の個性なのだろう。
まなびを天使に見立てた演出だが、リュックサック背負っていなくて良かったよ。
まとめ方としては悪くない出来だった。
次回以降はサブヒロインたちの話を入れつつ、学園祭に向けて動くのだろうか。

Wikipediaの記事で知ったのだが、この作品の監督はチームで持ち回りらしい。さしずめ「制作委員会」か。今回は社長はプロデューサーの立場らしく脚本や歌詞は書かないのだろうか。
この作品で金月龍之介を再び迎え入れたのは、何らかの和解があったのだろう。大月Pの仲介でもあったのか(想像)
この作品で私の ufotable 嫌いが直ると良いのだが、次に「空の軌跡」も控えている事だし。
でも社長が脚本書くそうだけど・・・
小笠原篤のキャラデは作品の狙いからハズレなしで、良い仕上がりだと思う。

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クラシック音楽をテーマにしているから当然とも言えるが、音楽の使い方が効いている。
J.C.STAFFの作画は決して悪くないのだけれど、極端なこと言うと画は要らないかもしれない。
原作のマンガからTVドラマ、そして今回のアニメと展開してきた作品だが、ドラマCDでの表現が一番似合う気もする。

中華料理屋の息子、峰(CV:チョー)のヴァイオリン試験のピアノ伴奏を、ひょんなことからのだめが引き受けることに。
千秋の元カノ彩子が話に絡んできて、のだめは失恋?千秋に恋してたのか、のだめ。
いや、給餌係の任務が大きいか。

試験当日はのだめ発熱でダウン。
千秋が代打で伴奏。峰も嫌っていた千秋の生き方に感じ、また千秋も自分の進む道を確認した成長物語の1ページでした。

シナリオで勝負してくる作品には言葉を持ってレビューできるが、音楽が相手では語る言葉が少ない。
力量不足のレビューで失礼しました。

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妄想の王子様に手紙を書いて、前話のまとめをするのは親切かも。
入浴とキスと、たまに戦闘。その脈絡無い流れを、空のナレーションで繋いで1話構成してしまうのは「もう、びっくりです」
シナリオも確信的なネタ臭漂っていて、バイオリン弾く京四郎、空の「2DKがキラキラの宮殿に早変り」なんて言わせるのは狙ってるだろう。

絶対天使を操る3派が空を奪い合う、これだけ覚えておけば、その他はこだわらない方がいいだろう。
ようやくこの作品の正しい視聴態度が理解できて来たような気がする。
初見での判断が難しいのは以前のトライネット作品みたいで、慣れるとニヤニヤ楽しめるかも。
そういえば最近の介錯作品では「鍵姫物語 永久アリス輪舞曲」がトライネット制作だったが、この二つの個性は食い合わせが悪くて見ていない。

空役の矢作紗友里、アイムの若手だけれど上手いのかもしれないなあ。
他の演技は赤ずきんのグレーテル、Kanonでの栞の名無し同級生、かりん位しか知らないが、空のいかにも中身が無さそうな何も考えていなそうな、白馬の王子様に憧れる「ちょっとおバカちゃん」キャラの表現は十分できているかもしれない。

得体の知れない調教マシンに千歌音ちゃんじゃなくって、かおんを絶叫させるのはSマニアへのサービスでしょうか。川澄綾子の演技で良かったと思う。
一番の活躍は松岡由貴だろうか。せつなの少々寂しげな「京四郎・・・」で魅力倍増。
私が戦う人外メイドキャラ贔屓って事は割引いても、一番可愛らしいキャラだと思う。

早々にグロスに出した回だが、やっぱり良くない。空で目立つがキャラの表情が雑というか平板な感じ。日本アニメーションの仕事を多く手がけていた老舗トランス・アーツのグロス回だが、もう少し頑張って欲しかった。

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公式サイト見ると時系列シャッフル、各月1回で全12話の感じ。
今回はいきなり夏休み。朝のラジオ体操からはじまる。
アパートの表札を新しく作って欲しいとの大家さんのメモから、製作の模様となぜか家賃が安い宮子の部屋の血塗られた秘密、浴衣と夏祭りの話に展開してゆく。

明確にオチはつけずに、原作のネタをつないで少しづつ落とす手法はシナリオを考えるとつまらないが、画を見ていると悪くもない。
ちょっと今回はへちょ絵の回数が多くて、逃げている感じは否めない。
新房総監督は直接制作にタッチしていないのかな?

水着やかき氷に浴衣・花火と夏の風物詩の描写はあるものの、脚本・絵コンテから夏の暑さ・湿気が感じられないのはなぜか?
POPな絵コンテと彩色を重視しているから、その辺は排除したのかもしれない。

いかにも制作にお金かけていない匂いがするけれども、作品の方向性には案外と似合っているのかもしれない。キャストがしっかりしているから不安半減だし、大風呂敷を広げないだけ、良心的な制作姿勢なのかと思う。

今回のスポンサーバックは「まんがタイムきらら」からゲスト、きゆづきさとこ。
※推敲してみると長いレビューになっていました。構成し直すのも難しいので、お急ぎの方はお暇な時にお読みください。もっと短く書けって?そんなこと言う人、嫌いです・・・※

舞と佐祐理の物語、前回が「急」だとすれば今回は「緩」で彼女たちの明日への希望を感じさせつつフォローして締め括った。
ヒロインたちのシナリオを1話単位でブツ切りにせず、きちんと糊しろを取って次回につなぐ構成は成功しているだろう。
「なぜ都合良く舞と佐祐理が病院で同室なんだ」という疑問は「倉田家がお金持ちだから」「アニメだから」「Kanonだから」とでも理解しておこう。

しかし短いフォローパートで、色々と伏線と余韻を残してくれた。
「春には退院出来そう。卒業式には間に合わないと思うけど」卒業式ネタを舞に否定形で言わせたところに、かえって希望を感じさせる演出。呪縛が解けてからの舞のキャラデも柔らかい線で構成していて、自らを檻に閉じ込めた力と過去に戸惑いを感じさせながらも、先に進む意思を表現している。
そして健気な事に「つらい事から目を背けようとしている人が祐一のそばにいる。力になってあげて欲しい」と気にかける舞。誰を?これは伏線です・・・
個人的には「祐一、お前こそが目を背けているんじゃないか」と言ってやりたい所だが。

そして佐祐理の「過去のことより、これからのことを考えないと」
弟のこと、舞のことなど過去に傷つきながらも、明日を見つめる強い意志を表わす言葉。
この人がいるから舞の存在が輝く。
嫁にもらうなら名雪だが婿に行くなら佐祐理に決まり。

真琴シナリオのドラマティックなエンディングと比較して冷遇されていると感じる向きもあるかもしれないが、そんな事は無いと思う。
ゲーム原作に比較的忠実に草原で寝転ぶ真琴のカット1枚提示して、その後の解釈を視聴者に委ねた真琴シナリオに対し、舞と佐祐理の物語はアニメ版制作者なりに救いと希望を示して締めたところは評価して良いと思う。で、実はこれは中締めでホントの締めは最終回あたり、時期的に例のイベントに絡めて描くのだと思う。一枚画でもかまわない。

うーん、舞・佐祐理シナリオについて書きすぎてしまった。今回は栞シナリオの導入部なのに。
祐一があゆを伴なって見舞い、病院で栞に遭遇はアニメオリジナル。
栞の主治医でしょうか女医さんがあゆの顔を見て「?」ってところは、初めてあゆに会った時の秋子さんと同じだと考えよう。あゆは病院が嫌いだし。

今回の水瀬家の出来事はあゆが表のシナリオ。
朝練でいない名雪と起きてこない秋子さん。あゆと祐一しかいない水瀬家の朝は不安定な構図。
母を亡くしたあゆの「秋子さんがボクのお母さんみたいに」と発熱した秋子さんに驚いて、登校途中の祐一を追いかけてくる、白ハイソックスに赤のプリーツのミニスカのあゆも新鮮。各ヒロインたちの私服のデザインも種類が多いので楽しませてくれる。
秋子さんの今回のイベント、風邪でしたね・・・
Aパートラスト、秋子さんの看病で眠り込むあゆのカットは原作ゲームと同じ構図。

その裏では名雪のシナリオが動いている。
アバンでの水瀬家、祐一とあゆは病院に見舞い中。帰宅した名雪の「祐一は?」の問いかけと、秋子さんの入れたお茶の湯飲みに目を伏せた名雪の淋しげな表情。
秋子さんの看病をするあゆ。それを心配する祐一。
学校から電話するものの、薬局の場所やおかゆの作り方など細かいところは名雪がフォローする事になる。母の具合の悪さに気付いてやれなかった娘としての後悔、そしてなぜか祐一の振る舞いに淋しそうな名雪。

まだ栞について書いてない。
Bパートはようやく栞デートから。
秋子さんの具合も名雪の淋しさも放っておいてデートとは何事!と祐一を責めてはいけない。
ギャルゲが出自の狂言回し主人公にはヒロインの物語を進める役割がある。
栞は私服の描写ばかりなのでパターンも多い。ヒロイン中いちばんのおしゃれさん。

夕方までのデートの描写で、商店街のゲーセンでプリクラ(祐一は真琴の事は忘れていないようだ)超人的な当たらなさのもぐら叩き、祐一の似顔絵描き。
祐一とあゆと出合った「思い出の場所」並木道。出会った日に家に帰って笑った(何故?)という伏線は回収されるのだろうか。その時に転んでぶちまけた買い物の中身についても。
デートシーンで「Last regrets」のアレンジバージョンが、栞に不似合いなほどに朗々と流されるが、何に収録されていただろうか?I'veのアルバムかな?

舞・佐祐理シナリオもそれぞれが表と裏で支えあってシナリオを構成していたが、ここでも表のシナリオは栞、裏でシナリオ構成を支えるのが香里の物語。
あゆと名雪は両方メインヒロインだから、単純な表裏のシナリオではない。
ただ私がナユキストだからこそ言える事だと思うが、原作ゲームはあゆメインヒロインで名雪サブヒロインにしておけば良かったのではないかと言うこと。幼馴染み属性としての名雪攻略は必要だったかもしれないが、無理に入れることはないと当時思ったものだ。メインヒロインの一人だと思うから、かえって名雪シナリオが淋しく感じるのであって、あゆシナリオの補完に回すほうが輝くのではないかと思う。今回のアニメ化のシリーズ構成とシナリオでどう扱うのか注目している。
そうすると、真琴は対になるサブがいない絶対ヒロインとも言えるかもしれない。美汐ではちょっと弱い。純粋で自然な真琴らしい。

閑話休題。栞の話が進まない。
栞のシナリオは「時間」それも「限られた時間」の物語。
そして、そんな妹とそれを見守る、見守るしかすべのない姉の物語。
この姉妹、キャスティングと演技が見事に決まっていると、つくづく思う。
一見(一聴?)下手に思える栞役の佐藤朱の演技。雪のように消えそうな、僅かばかりの時間しか持ち得ない、存在自体が心もとない栞の弱々しさと、淡々と最後まで笑っていると思わせる隠された強さ(Last regretsの歌詞に通じる)を感じさせる演技は適役だろう。

そして一見ツンデレの姉、香里。
母親の食事に手をつけないで出かける香里の冷えた感じの美坂家の描写は、アバンの秋子さんと名雪の水瀬家の様子と比べると深刻さが際立つ。
妹の誕生日は1週間後、もうすぐ妹の命が尽きると思っている姉(とても元気そうな描写の栞なんだが・・・)
祐一を夜中に学校に呼び出し、妹の秘密を打ち明ける。
香里の独白中は、街灯の強いコントラストで表情をシャドウで潰し変化をつけている。

夜中に目が覚めたような香里の描写は、妹との関係を消化できていない気持ちの証しか。
今回のサブタイは香里のためのものだろう。オラトリオには祈りの場所の意味もあるようだから。
妹の存在への頑なな態度、時に見せる他人への気遣い、そして救いを求め急速に崩れ落ちる香里の演技は川澄綾子。ホントに達者な芸だと思います。

次回「姉と妹の無言歌~Lieder ohne worte~」
第18回「消え去りゆく緩徐楽章~adagio~」
第19回「ふれあいの練習曲~étude~」
ここまでが栞シナリオでしょうか。第19回はつなぎ回のような気もしますが。

Kanon アイテム

蛇足:原作ゲームの栞シナリオは久弥直樹だったと思うが、しばらく消息不明。彼のシナリオ、七尾奈留キャラで新作アニメ「sola」が発表されたようだ。
C71でCDが発売されていたが、キャストはそのままの模様。
期待は久弥シナリオ、小林智樹監督、藤間仁の音楽。
イマイチ不安は七尾原画、古賀誠キャラデ、花田十輝シリーズ構成・・・・
AVのようなサブタイだが、式条先生の存在そのものが・・・
いま気がついたが「しきじょう」を素直に漢字変換すると「色情」
そんな歩く肉弾凶器、式条先生を中心に優のクラスメイトたちと、美里家にやってきたアンドロイド「安藤」まほろさんとの出会いを描いた第2回。

この頃はまだ、ほのぼの・コミカル・エッチのバランスが取れていた。
中山文十郎+ぢたま(某)の原作コミックが持っているキャラのエロ部分を内側に押し込めて、表面生真面目なキャラに仕上げた高村和宏のキャラクターデザインが噛み合って話が動いている。
原作コミックに過剰なアニメ表現を補足していないので、原作ファンでも違和感がないと思う。

この回はスタジオキャッツと遊歩堂のグロス請けだろうか。第1話と比較して少々キャラが安定しない。クレジット見たら作画監督補 : 伊藤良明で、今は「ひだまりスケッチ」やってる方ですね。

今回は完全に式条先生のワンマン(ワンウーマン?)ショー。
最後に式条先生への乳アッパーカットが決まったものの、初戦はまほろさんの判定負けに近いか。
式条先生役の高田由美は最近声優活動を聞かないが元気だろうか。
この手の怪演は右に出るものは少ない、貴重な存在。

クラスメイトの女子3人(とりおまてぃっく)も登場し、徐々にキャラが立って行く。
真田アサミ演じる千鶴子(ちづ)は、今回早々にキャラが立っていてグルメ薀蓄ぶりを披露。
深雪役の菊地由美はアニメ声優の仕事は少ないが、最近の活動はどうなのだろうか。制作から6年も経つと色々と変化がある。
凛役の水野愛日は、一部で話題の「妄想 voice CD 第2弾『おしかりCD』」が出たところなので、全国のM男の皆さん買ってあげてください。
「※当CDは刺激が強い為、ハートが弱い方やM資質が無い方は、精神不安・情緒不安・嫌悪感などをもたらす恐れがあります。使用時間、体力、己の精神状態を考えながら徐々にご使用下さい。」
こんな注意書きが笑わせるCDです。

今回の見どころは、まほろさんと優の関係を巡ってのクラスメイトたちの妄想、式条先生の妄想暴走、まほろさんと式条先生の入浴乳くらべとエッチ方面が満載。
そして七夕の笹飾りに願いを込めた短冊に「胸が大きくなりたいです」とこっそり書き込むまほろさんのいじらしさ。
そして優のお宝エッチ本を探し当て片付けた、まほろさんの決めゼリフ「エッチなのはいけないと思います」
このエッチ本騒動を拡大した話が番外編でTVスペシャルとして放送されたけれど、この再放送はないだろうか。「エッチなのはいけない」とまほろさんが思う原因も明かされていたと思う。
懐かしいと思うけれども、決して古さは感じない作品です。

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再放送・再編集作品が多く、感想を書く作品も少ないので落ち着いている。
レビューしていない作品の雑感は以下のような感じ。

・セイントオクトーバー
「深夜33時アニメ」で味を占めたコナミが、本当の深夜枠で放送始めたゴスロリ探偵モノ。こっちの方が週末の朝向けの気がする。
キービジュアル見た感じは蒼星石が探偵になったかのようだったが、キャラデは悪くない。
実際の作品はスリルとサスペンスを欠いたお子様向けシナリオが退屈。第2話まで見たが、これから先の展開が陳腐だと打ち切ると思う。

・Venus Versus Virus
魔物退治モノでしょうか。つよきすに続き木村真一郎とスタジオ雲雀のタッグだけど、キムシンの当たり外れが大きいから、微妙に視聴継続。
この作品、パブリシティ遅いしキャスト全員発表になってないのですが、追加キャストに期待しておきます。

見る時間がなくてレコーダーの肥やしが「ふたご姫」と「赤ずきん」「ネギま!?」
「神様家族」「貧乏姉妹物語」これは視聴済。
うめさん(蒼樹うめ)アニメ化おめでとう!
そして声優デビューおめでとう!
雑誌の連載ではとっくに活躍していたけれど、さらに活躍の機会を得られる事は素直に嬉しい。

初回放送をしっかり見ているのに、なぜか感想書き忘れていることに気がついた。
4コママンガの無駄を削いだ構成から、コマとコマとの間を補完してつないで行くアニメ化には難しさがつきまとうと思うが、第1話見た限りでは無難に乗り切ったようだ。
4コマ的なオチを付けながら進む手法は無理に取らずに、原作をモチーフにして小ネタで落としつつ1話作るようだ。
ギミックな演出も無く、ほのぼの系で落ち着いている。

伊藤良明のキャラクターデザインは原作比で少しキツイ感じがするが、へちょ絵とのギャップを考えるとちょうど良いかもしれない。動くへちょ絵が見られるから良いだろう。

ゆのがメインで動くというより、ひだまり荘の住人の宮子、ひろ、沙英が主人公のゆのを転がして遊ぶような構成。
でも吉野屋先生のジョーカー的活躍が一番の見せ場になりそうな予感がする。

今回は宮子がゆののペアとして活躍。キャストは水橋かおり。相変わらず幅の広い安定した演技。最強妹系やショタ役もいいけど、少々雑な感じの同級生役も悪くない。
ゆの役の阿澄佳奈はメインは初めてかな?評価がまだ難しい。
沙英は新谷良子。クールなツッコミ系で地と合っているのではないだろうか。
上級生のヒロは後藤邑子。基本的にはいつもの感じ。ちょっとお姉さん系もこなす。
やはり最大のキャスティングは吉野屋先生の松来未祐。破天荒な教師キャラを超える演技ができるか、出来れば今後の方向性を決めるほどの重要キャスティングだと思っている。

オープニングは2Dと3Dを組み合わせて、話の舞台に合ったカラフルさ。
最後のスポンサーバックは原作の「ひだまりスケッチ」と同じ「まんがタイムきらら」から「ドージンワーク」のヒロユキのゲスト画。ゆのの目が少々怖い。

こうなって考えてみると、無くなって初めて気がつく現実。
クリエイターや役者のインキュベーターでもあったんだな、ねこねこソフト。
まだ名残を閲覧する事もできる。
http://www.din.or.jp/~nekoneko/
2006年エイプリルフール企画の表紙画はうめさん
http://nekoneko-soft.com/main/html/April_Fool's_Day/060401/index.htm
諸葛瑾の最終回第193回は、うめさんの画
http://nekoneko-soft.com/main/html/nobu/4_193.htm


ひだまりスケッチ 2
オープニングは新規に作ったようだが、オープニングテーマ曲とエンディング曲は既発売の楓(CV:後藤邑子)キャラソン。
エンディングアニメーションは初回限定版DVD付録のミニゲームをアレンジしたもの。
リサイクル作品のようだが、これを製作者は「ディレクターズカット版」と呼ぶ。
BSの角川アニメは地上波では単純な再放送をしない傾向があるようだ。

今シリーズ中には完全新作回もある模様だが、一昨年WOWOWで放送したものをヒロイン毎に再構成して一人2話づつに仕立てるのだろう。
全13話が予定されているので、再構成してヒロイン5人x2話、導入編、新作回、最終回の配分だろうか。
WOWOWで放送したシリーズは、各ヒロインのエピソードをミックスして構成していた。
当初メインヒロイン2トップと思われたリシアンサスとネリネがアニメでは空気化、根強い人気の無口ロリッ娘キャラのプリムラが健闘、黒楓・空鍋事件を巡って「やはり幼馴染みだよな」という楓エンドの予想を最終的に亜沙先輩がうっちゃりで決めたシリーズ(個人的には「なんじゃコリャ!」って感じでしたが)
今回は各ヒロインルートで再構成するから、考えてみればPC版の典型的なエロゲシナリオ構成に先祖帰りしたとも言える(もちろんエロは無いけど)

今回の楓の前編もオリジナルとは違い時系列で幼い頃の事件から書き起こしている。他のヒロインも時系列で生い立ちなどから語り始めるだろうから、マルチエンディングのゲームシナリオをアニメで再現したようなものかもしれない。
とりあえず今回は稟が楓からの誤解が解け、親不在の芙蓉家で楓と同居のフラグが確立したところまでを描いた。

稟とヒロインが出会った順に話が進むようだ。次回は亜沙先輩、ネリネ、シア、その次は多分プリムラだろう。
角川xNavelxランティスのメディアミックス戦略を考えると、ビジネスにならない単純な再構成放送をするとも思えない。
ゲーム本編のアフターストーリーである「Tick! Tack!」からセージ、新作「Really? Really!」から八重桜などを新作回で投入するかもしれない。
未だ完成の気配が無い「「俺たちに翼はない」」キャラを、最終回に顔見せでつなげてきたら、それはそれで面白いけれど。

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第2話からPOPな感じのオープニングが付いた。
スタッフ・クレジットをスプレーでバックに書いてゆくスタイルだが、読めない・・・
アイディアと画コンテは良いのだが、情報はきちんと見せる姿勢が欲しいところ。単なるファッションなんだろうか。

脚本については特に書くべきことはないが、画は相変わらず良く動いている。
気味が悪かったのは、Aパート冒頭のバスに乗り込む生徒たちがバス停ポールの陰から湧いて出てくるように見えたこと。
あとは気になるところはない。生徒会室のカメラアングルやパースは良く考えてある。

早々にキャラの性格付けが出来ているから、安定した視点でシナリオを追いやすいのでイライラはしない。
愛光学園の生徒会長が来校することをきっかけに、生徒会室の片付け、不要品バザー、生徒会室のリフォームと無気力だった生徒たちの力が集まってくる様子をきちんと描いた。
前回に続き、生徒会長の校歌ソロと演説が入るのは定番なのか。

エンディングアニメ無しで通常の動画にエンドロール被せるのは実験的か、クレイアニメは1回だけって事は無いと思う。
Cパートも作って、とりあえず第1部完といった感じのエンディング。

スジやキャラの相関関係を追うほどの複雑な伏線もなさそうなので、キャラデとキャストを何も考えずに楽しむのが正解の金魚鉢アニメかもしれない。

15歳以下
心が空(から)の夢見る美少女空(くう)の争奪戦。「絶対天使」の派閥闘争ということか。
キスとランジェリーと美女入浴の萌え方面、美形男子キャラで女子方面、ロボバトルの燃え方面とメニューに品数は多いのだが、裏街道のドライブインの素人料理が並べられているみたいだ。
介錯の原作がそうなのか植竹須美男の脚本がそうさせるのか、プロットが雑然としている。同人作品をそのまま持ってきたような匂いがする。

設定が未だに判然としないが「絶対天使」については千歌音じゃなくて、かおんが回想形式で語ってくれた。何らかの目的を持って3派に分かれているのか?
空が何かの力を持つが故の奪い合いなのか?別に学園が舞台でなくても美形が出なくても良いと思うが、そういうものだと思っておこう。
池のほとりで白馬に水をやる少女(せつな)とバイオリンを弾く京四郎、そして見つめる空。
京四郎の「行こう・・・一緒に」
もうこの際、様式美と思って肯定しておく。

作画は省エネで漫画的に止め絵を効果線で動かす。
バトルシーンもバンク使ってそれなり。
キャストだけは評価するが、今回は争奪戦、それだけ?伏線も何も無いような気がする。
郵便ポストが断崖の縁に設置されているのは納得いかないぞ。

「何が起こっているのか、どうするべきかまるでわかりません」と空に言わせるのは、自虐かもしれないが非法だ。
視聴者が言うべきセリフを奪って自己完結するのはずるい。


京四郎と永遠の空OPテーマ クロス*ハート
フジのこのアニメ枠は興味ない作品が多かったが、キャストに惹かれて見てみる。
キャラクターデザインが島村秀一というのも期待させる点。

第1話から速い展開。
才能をひけらかせながらも壁に当たった鼻持ちならない秀才千秋が、偶々マンションの隣室のゴミ女野田恵と出会い、何かに気づくまでをほぼ音楽だけ、ピアノだけで語ってしまう。
そうするとシナリオは?作画は?アニメとしての本分は何かと考えさせられるのが面白い。

千秋の少年時の声は沢城みゆき。いつも思うが幅の広い役柄を器用にこなす。
現在の千秋は関智一が演じる。この回の嫌味さをたっぷり含んだ演技は彼らしい。それが変化してゆく様、ギャグの振幅も確かな演技。
「まほろまてぃっく」の感想でも書いたが、シーンの演技に合わせて川澄綾子に劇中の小唄を歌わせる演出は良いと思う。彼女の場合は上手下手の比較ではなくて味があるから、ただそれだけで価値がある。
川澄綾子と関智一、セイバーとギル様とはまったく違うキャラでの共演。
島村秀一キャラデ作品では「夢使い」でも共演していた。

のだめの少し崩した足りない感じのキャラの表現、川澄綾子の演技の確かさを感じる。典型的なヒロイン、王妃のヴォイスも良いが、こんな感じも良い。
この作品のキャラは、やはり「音」の表現者である声優の演技で光る。

原作コミックもドラマも知らないが、千秋は指導者としての素質があるのだろうか。
そして天性の才能を持つのだめとユニゾンを重ねてゆく物語の第1話。
あっという間に見終えました。原作の持つ力なのか、アニメ表現の成果なのか、いずれにしろお見事でした。作画?気にならないって事は、作品の持つ力が強いってことですよ。

のだめカンタービレおすすめ
「夏の日差しと、セミの声」
この書き出しで始まる「ナツメグ」のテキスト、ねこねこソフトの「ラムネ」みたいだ。

体験版では、主人公の敦志が中学時代に転校して来た頃の由佳子との出会いの回想を挟みながら、ヒロインたちとの学園生活の紹介、そして由佳子が関西に転校することを知り、彼女のためにひと夏限りの部活をはじめるまでを描く。

中学時代からの付き合いで、主人公の隣のマンションに住む東雲由佳子。転校することがなかなか言い出せない。設定的にはメインヒロインの資格十分。でも人気投票は下位。
CVは夏野こおり、なんとか復帰して収録が間に合ったようだ。「ラムネ」の(新)佐倉に比べるとぽんこつさは無い。声は少し渋めの演技に感じる。

由佳子の親友、体育会系キャラでお好み焼き屋の娘、乾実梨。
一見ザツで頭は程ほど、主人公とは色恋より喧嘩相手の定番キャラを青山ゆかりが演じるが、いつも通りの感じで、はずしも無いが大当たりでもない。

幼なじみで才色兼備、お姉さん系巨乳キャラの小早川円はまきいづみが演じる。
こちらもいつも通り。人目はばかることなく、主人公をその胸で窒息しかけるほどスリスリする演技はまきいづみファンにはたまらないだろう。
兼役の女子生徒Aで「セーフ、ギリセーフ」と言っておりました。

天然ぽんこつ妹系後輩キャラの野島ほとり(ほっちゃんと呼んではいけない気がする)は佐本二厘が演じる。最近の売れっ子だが、準にゃんの演技と違って甘い可愛い系の演技も巧み。
キャラ的にはイチオシヒロイン。

体験版では登場しない金髪ツインテールのお嬢様、セリス・アルフォードは韮井叶(乃田あす実)
サブキャラは、主人公の母美里母CV誰?、まゆか役CV誰だろう?やっぱりキャラも演技もサブ的な感じは拭えない。女教師の桜井先生もCV誰だろうか?
男キャラが立っていて、親友のシゲオはいろいろと絡んでくる率が高い。学園生活に欠かせないお騒がせキャラ、昔だと穂積ぺぺ(古っ!)
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司ゆうきのキャラデザインは少し硬く感じるのと、崩しキャラのギャップが大きい印象。
イントロのシナリオと演出で眠くなる事は無いが、本編シナリオ、各ヒロインの分岐などをどのようにしてくるのか発売を待ちたい。
オープニング曲はYURIA、作曲がElements Garden の藤田淳平。「冒険でしょでしょ?」のアレンジャーとして有名。
コミケC71で公開されたオープニングデモムービーが収録されている。
エンディング曲は体験版に未収録だが、まにょっ(LittleWing)の曲をKAKOが唄う。


体験版配布は1/12の秋葉原で戯画と共同で行なわれた。
19:00のメッセサンオーは早々に定員。20:10のソフマップ14号店に並んだが、3列の待機列が末広町交差点まで並んだ。
戯画からは「チアフル!」体験版とチラシ、他にせいやんが「美少女ゲームは嫌い(はあと)」ラジオのチラシとステッカーを配布していた。

コットンソフト ナツメグ
サブキャラが多い割に、その立場はメインを喰うほどのこともなく、視点は護と絢子にだけフォーカスされていたから、伏線が錯綜したりすることもなかった。
少し退屈気味のところに、護のライバルキャラのヨハンも登場して締まってくるかと思ったが、そうでもない。

護と絢子のイチャイチャ、ヒューヒューといった関係を描くのは上手いのだが、ライバル関係を描くと失速する。
エメレンツィアも絢子のライバルと言うにはキャラ立ちが中途半端で、義兄ヨハンに絶対忠誠を誓うのか護にメロメロなのか中盤まで来ても曖昧。
逆に護といえば、絢子を取り合うヨハンのライバルとしては力量の劣勢は歴然。

ライバル関係の戦闘と緊張を回避するかのようなシナリオだから、絢子に釣り合う男になるための護の成長物語に逸れてしまう。
ヨハンが一旦離日した後、また終盤で蒸返して護と絢子のハッピーエンドに向かわせたいのかと思うが、中盤のダレ加減と半端なシナリオ構成で薄味な内容。

護くんに女神の祝福を!関連アイテム
ゲーム原作では舞と佐祐理の卒業式シーンで、やや唐突に舞の物語が締め括られた覚えがある。
制作側の解釈を控えて、プレイヤーの判断に任せる感じだったように思う。
京都アニメーション版Kanonでは、投げっぱなしすることなく制作者側のオチをつけた感のある第15回。

構成からするとこの1話、特にBパートにかなりの圧縮感がある。
Aパートは2体の魔物を倒して急から緩へ。視聴者もホッとしたところにAパートエンドからの新たな緊張。そしてBパートの過去話から現実の衝撃と、よそ見などしていられない。サブタイの小奏鳴曲もこの1話の中の構成を指して付けられたのだろうか。

ゲームの基本作法としては、クライマックスでも一枚絵と少々の音楽と不本意ながらの冗長なテキストで構成せざるを得ないが、アニメ表現がそれに縛られる必要は無い。
光と影、動と静の狭間で見せる舞シナリオのラストにはテキスト的な表現は相応しくない。
京都アニメーションは映像と音響の圧倒的な効果で、もたもたせずに一気に描き上げた。

2クールあるんだから並のシリーズ構成だと、この話で2話使いたくなるのではないだろうか。例えば舞の回想と祐一の過去話で1話、もう1話で魔物退治で感動的なハッピーエンドのように。
でも彼らはエンディングをこの1話に圧縮構成して見せた。この点が舞シナリオの最大の美点だと思う。
あっ、もちろん前回の佐祐理ミニシナリオが効果的だったのは言わずもがな。

その無駄に尺を使わない構成が、このドラマの「日常の上にある非日常」いや?Kanonは逆か、水瀬家や商店街それに普段の学校生活など「非日常の出来事が溢れる雪国の街にある日常生活」も手抜きなく描いているから、この奇跡の物語を受け入れる素地が出来てくるのだろう。

今までの伏線回収もあるので、今回のスジを追っていく。
アバンで舞が言う「(祐一の)体が覚えているはず」だが、忘れっぽい祐一だからダメなんじゃない?とツッコミを入れたくなる。
Aパートの「なんだか、かくれんぼみたいだな」「ずっと昔やった事がある」
オープニングカットや今までにも出て来た画の、うさ耳つけた舞のこの伏線はBパートですぐに回収される。
舞自身は魔物の正体に気付かない風だが、祐一がその「逃げた少年」だと気付いていることは明示されていただろうか?
体に広がる痣で力が入らず「祐一、私を助けて」に、その事も含めて込められているのだろうか。
戦闘シーンの描写クオリティは素晴らしい。満月を背に屋上から飛び降りる舞の一閃のカットは息を呑む美しさ。

Bパートは舞の過去話を一気にたたみ掛ける。
舞が「ごりらさん」「きりんさん」と呼ぶ伏線の動物園の話と雪ウサギ。
記憶が曖昧だが東映アニメーション版は、この雪ウサギが駅前のペデストリアンデッキに作られてなかっただろうか?
病気の母の奇跡の回復、その舞の持つ不思議な能力、テレビ出演とオカルト親子と追われた過去。短いカットをつないで舞の力の源泉をコンパクトに見せる。

そして祐一との出会いと魔物が生まれた経緯。
夏休みの終わり「魔物が来るんだよ、いつもの遊び場所に」
祐一と遊んだ麦畑に建設重機。
ここで第1話、名雪に案内された学校で祐一が言う「このあたり前は麦畑だった」の伏線が回収。祐一の記憶の封印はかなり強固で、舞との記憶はその「魔物」によってようやく封印解除される。

そこから10年間、舞はこの魔物と戦いながら麦畑のあった場所に祐一が帰ってくるのを待っていた。その舞が自ら持つ奇跡の力により生み出した魔物、自らその土地に封印し戦いつづけた魔物。それと同時に封印したものは舞の「希望」でもあったわけだ。
祐一の記憶と同様、舞の希望も呪縛から解き放たれた事になる。
自らを縛り傷つき戦いつづけた舞のテーマ曲は「少女の檻」

魔物の存在の原因は全て自分にあり、それが佐祐理を傷つけた事を悟り自刃する舞を救うのは、解放された希望の力。
全て自作自演に見えかねないこのシナリオを救うのは、舞の悲しい過去がカタルシスをもって希望と笑顔で終わるからだろう。その希望の力は舞が元々持つものであるし「逃げた」祐一も今は自ら戦い舞との約束を果たしたからに他ならない。
できれば次回あたりで佐祐理と舞の笑顔のフォローを見たいところ。

声のあるキャストは祐一・舞・幼時の祐一・舞の母だけ。
昔の水瀬家で秋子さんとチビ名雪も出ていたが、モブだった。
それにしても秋子さん、10年前と容姿が全く変わらない超母親。

次回第16話 「真夜中の聖譚曲~oratorio~」
予告であゆが慌ててましたが、予想より早く秋子さんのイベントも発生か?
佐祐理は入院中、たぶん舞も入院か通院中、栞も多分通院中、そしてまた・・・
第1話で伏線張っている病院を舞台に栞シナリオの序盤が展開する予感。

Kanon アイテム
まほろさんが BS-i に帰ってきたのでレビューしてみる。
そうは言うもののDVDで何度も見ているし、一昨年のAT-X再放送でも見ている。ちなみにその頃に原作コミックスも購入した。
過去に多くの方の批評とレビューがされているので、今回は一ファンの個人的な雑感をダラダラと書いてみようと思う。
「いつでも好きなときにDVDで見ればいいじゃん」というのは心寒い。5年以上過ぎて、またBS-iで「放送」されている事に意味があるのだから。

これがガイナックスxシャフトの共同制作の第一弾だったはず。本シリーズの成功でシャフトはグロス請けへの道が開けたのだと個人的には思っている。

確か初回の BS-i での放送時はまだBSデジタルの認知度が薄かったはずだが、若干ながら普及率をアップさせる役割を果たしたと記憶している。
当時まだ高価なBSデジタルチューナーを、この作品のために購入した人をネット上でかなり見かけたものだ。

そうそう、オープニング絵コンテは庵野秀明だった。
動きの多さにデコードが間に合わないのか、まほろさんのミサイルのシーンにブロックノイズ出まくりだったのを見て思い出した。
ひと言で語るなら「懐かしい」
まほろさんは彼女や嫁の対象ではない。戦うメイドアンドロイドの先駆として「母・姉」のイメージが強い。

川澄綾子に色々と歌わせたのは、この作品の功績だろう。
主題歌「かえりみち」以外にも劇中(今回は紫陽花の庭で犬のぐりちゃんと遊ぶシーン)その他にも家事中の鼻歌・小唄など、いい仕事している。
今回の台詞では押し入れが雪崩になった後の「もう少し早く言ってくださいまし」が良い。
優役の瀧本富士子、いわゆるショタ声は好き。最近ではくじアンの千尋をやっていたが、彼女で良かったと思う。

駅前のモデルは立川、バスは西武バス。
散らかった優の家の廊下に「富士の樹海 聖水」なるダンボールがあるが、ぢたまファンなら察するだろう。

キャラデと今回の作監は高村和宏。好きです。
原案のぢたま(某)のキャラコンセプトを生かしながらも、アニメではしっかりと高村のまほろさんになっているのがわかる。絵コンテ・演出 は佐伯昭志。
作画は16:9のフォーマットを意識して絵コンテ書かれている。今のTBS地上波のように左右カットされたら意味不明になること請け合い。
故にこの作品や京アニ版Kanonは今のTBS地上波では放送できない。

今と違って自主規制過剰ではないから、パンツはフツーに見せるし、入浴シーンでも不自然な湯気など無いし、KEEP OUT の黄色テープなどありえない。まほろさんのお尻も乳首も隠していない。
まほろさん普段は貧乳を気にしているけれど、この回の入浴シーンはそんな照れも恥も無くて、優には母親のような接し方。

ヴェスパーとかまほろさんの寿命とか、優の両親の死因とか優が一人で生活するお金はどこから?とか謎の多い始まりだけれども、第1回はボーイミーツガール、ではなくてボーイミーツメイド程度の軽いスタート。脚本は山賀博之。まだぎこちない優とまほろさんの関係と、この先のまほろさんの戦いの片鱗を垣間見せてくれる。ギャグは奇を衒う派手さは無いが、はずしてはいない。

次回、まほろさんの生涯最強の敵が登場。敵というか好敵手が正しいか。

まほろまてぃっくアイテム
著者の涼元悠一(本人のサイト「スズモトジェイピー」)は集英社コバルト文庫の作家という印象より、「Kanon」に影響されて入社したと言われているKeyでの「AIR」「CLANNAD」「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~」のシナリオライターとして知る人が多いだろう(現在はアクアプラスに在籍)

本作は久しぶりの小説(ライトノベル)で、読みきり形式384ページと少々厚めの文庫版。
一読し終えた感想だが、小説というよりはシナリオを読んでいる感じ。
装丁・挿絵の一美(かずみ)が描くイラストは、正直なところ涼元のテキストの前には霞んでしまうかもしれない。
イラストなど無くとも涼元の書くテキストで背景・情景・表情・心理描写でキャラはビンビンに立っているし、ストーリーは生き生きと踊っている。ドイツ語と大和言葉を散りばめて飽きさせない。

全二部の構成。
第一部は女子高生白河恵那と、時をかける闇狩姫フレイヤの出会いの物語。
「時の螺旋」の象徴としての時計、フレイヤに使えるメイド・ヒルダなど背景描写は万全。
フレイヤのプラチナの髪、ゴシック調の衣装、そして幼い中に大人びた視線。
時には滑稽に見えるフレイヤの時代錯誤なお嬢様ぶりと、振り回され呆然の恵那コントラストにシナリオは息つく暇もなく進む。

第二部の舞台は学園生活。
フレイヤと新キャラ黒髪大和言葉の早花月這子が乱入し恵那の争奪。
闇の力による騒動を絡めて一気に描く。
恵那の友人、奏はキャラ立ちはまだ弱いが、この先の物語のキーパーソンとなる予感を秘めている。

男性キャラは皆無。フレイヤと恵那のキスシーンはあるし、夢オチだろうが這子と恵那のベッドプレイがあるけれど、百合作品という感じは全くない。
物語は始まったばかり。このシナリオの持つビジュアル性を考えるとゲームよりはアニメに向いている感じがする。
これだけの分量のシナリオでもアニメ化したらアバンとABパートで1話分にしかならないだろう。
続編の行方が気にかかるが、涼元氏のアクアプラスの仕事との兼ね合いはどんなものなのだろうか。

ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~
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